山形県と秋田県にまたがる百名山の一つ『鳥海山』。
麓から見ても美しい山で、別名「出羽富士」とも呼ばれます。
個人的には過去登った中で3本の指に入るくらい良かった山。
鳥海湖とお花畑のコラボ、そこから先の岩稜帯、外輪山から眺める景色、、
魅力ある初夏の鳥海山をご紹介します。
- 今回の登山ルート
- AM6:45 鉾立登山口を出発
- AM8:15 お花畑広がる鳥海湖
- AM9:15 七五三掛から外輪山コースを進む
- 文珠岳・伏拝岳・行者岳を経由して七高山を目指す
- AM11:00 鳥海山(七高山、新山)山頂
- PM1:00 千蛇谷雪渓を下山
- PM2:20 鳥海湖を周回して堪能
- PM4:35 鉾立登山口へ下山
- まとめ
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今回の登山ルート
出典:鳥海山登山ルートガイド
鳥海山に登るルートは数多くありますが、最も一般的な鉾立ルート(象潟口)を使いました。
標準コースタイム
登り(鉾立登山口〜七五三掛〜外輪山〜七高山〜鳥海山):4時間50分
下り(鳥海山〜千蛇谷〜七五三掛〜鳥海湖南岸〜鉾立登山口):5時間
登山日:2015年6月20日
AM6:45 鉾立登山口を出発
鳥海ブルーラインを車で登っていくと、鉾立山荘のある鉾立登山口の駐車場に着きます。ここでトイレを済ませ登山届を出したら、準備体操をして出発です。
振り返れば駐車場の先に日本海が見えます。山から海が見えるってなんかいいですね。
今回は長い行程になりますが、ワクワクと途中バテないといいなという気持ちが入り混じります。
歩き始めは遊歩道。
しばらくコンクリートで整備された道を歩くと、左手に『白糸ノ滝』が見えてきます。
雪解け水が作る滝なので、気温の低い朝一は水量が少ないですね。
記事の最後に帰りの写真を載せていますが、行きと帰りで水量が全然違います。
登山口から30分ちょっと歩いたところで雪渓が出てきました。
傾斜はあまりないので安心して歩けます。
まずは鳥海湖を目指して雪渓とハイマツ帯を進みます。
AM8:15 お花畑広がる鳥海湖
1時間半ほどで御浜小屋に到着です。
ここは鳥海山と鳥海湖の好展望地でお花畑も広がります!
綺麗ですね〜。
景色もいいしノンビリしたくなる場所です。
鳥海湖の周辺はお花畑が広がり、とても気持ちのいい場所なので、こちらをゴールにハイキングに来るのもいいと思いました。
この辺りは整備された石畳の階段。
正面の尾根(外輪山)を登っていき、左側の雲に隠れている鳥海山(新山)頂上を目指します。まだまだ距離がありそうですね。
振り返れば雪渓の残る山肌が美しい。
AM9:15 七五三掛から外輪山コースを進む
七五三掛と呼ばれる地点で雪渓の残る『千蛇谷』を登るコースと、外輪山を登るコースに分れますが、今回は外輪山を登って、谷を下ってくるルートにします。
晴れたりガスったりな天気ですが、それがまた周囲の景色が変わって楽しめます。
残雪が美しい・・
外輪山から登ってきた方向を見るとこんな感じ。
絶景です!!
谷にはまだ雪がたっぷり残っています。
足元の花もいいですね。
文珠岳・伏拝岳・行者岳を経由して七高山を目指す
展望の良い外輪山をぐるっと周る形で、頂上を目指します。
あとで行く御室小屋が見えてきました。
AM11:00 鳥海山(七高山、新山)山頂
七高山山頂です!!
ここまで4時間15分。やはり日帰りコースとしては長いですね。
鳥海山の最高地点は新山の方なので、休憩はそこそこにそちらを目指します。
途中、雪渓をトラバースする必要がありました。
気温が下がってアイスバーンになっていたらアイゼンが無いと怖いですね。
ガスっていますが、七高山よりもちょっとだけ標高が高い、鳥海山(新山)の山頂です!!
看板の写真を撮り損ねました・・。
新山の頂上はスペースが狭くゆったりできるような場所では無いので、岩場を下って、御室小屋前で休憩にします。
御室小屋の営業は7月からなのでまだ空いていませんでしたが、小屋前でゆっくりしましょう。
PM1:00 千蛇谷雪渓を下山
帰りは千住谷を下っていきますが、お花畑が続く谷を歩くのが最高に気持ちが良かったです。
なかなか写真では伝わりにくいですが、日本離れした素晴らしい景色。
このような雰囲気の場所はあまりないですよね。
雪渓に差し掛かると霧が出てきました。
雪渓内は落石も多いため、崖から離れた側を歩きました。
朝通った道に合流する頃にはまた晴れてきました。
残雪とお花畑のこの時期は本当にいいですね。
PM2:20 鳥海湖を周回して堪能
雪の残り具合次第ですが、鳥海湖を1周して帰ることにします。
遊歩道が出ているところもあれば、まだ雪に隠れているところもありました。
雪解け水が作る滝があちこちにあります。
鳥海湖まで来れました。
晴れてきて青空が湖面に映ります。
振り返れば先ほど登ってきた鳥海山。
今日はよく歩いていますね。
この先、遊歩道は途中で雪に隠れてしまいました。
かなりの斜度の雪面を登ることになるのですが、アイゼンを持参していたので助かりました。アイゼンが無ければ戻る必要がありました。
日本海がまた見えてきました。
至る所、お花畑です。
御浜小屋まで戻ってきて、鳥海湖1周です。
PM4:35 鉾立登山口へ下山
鳥海湖周りでだいぶ遊んだので、日が傾き始めました。帰りましょう!
下っている途中も眼下に日本海が。
夕日が反射した海が美しい。
雪解けが一気に進んで、白糸の滝の水量が増えていました。
雪解け時期、限定の滝、こちらを横目に見つつPM5:20下山しました。
鳥海湖を一周したとはいえ、10時間半という長丁場な登山となりました。
まとめ
山形と秋田にまたがる独立峰の鳥海山。関東甲信越の山とは違った趣でとてもいい山でした。鳥海山は麓から眺めるのもまたよく、翌日はその姿を見てからゆっくりと帰宅しするのもおすすめです。
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