【レビュー】キヤノンユーザーがソニーα7IIIを購入・使った感想 | 良かったところ4選・イマイチなところ4選

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2018年〜2019年にかけてフルサイズミラーレス機が各社から出ていて、乗り換えを含め、その選択に迷っている方は多いのではないでしょうか。

実際、私も10年以上Canonユーザーで、色々迷った挙句、ソニーのフルサイズミラーレスα7iiiを3月末に購入しました。

ソニーを選んだ理由は以前記事にしたので、今回は実際に1ヶ月以上使用後の感想、α7IIIの「良かったところ」と「イマイチなところ」を改めてレビューします。

 

なお、レンズは純正レンズではなく、使用条件はマウントアダプターを介してキヤノンのLレンズを使った感想になります。

アダプターを介してどのくらい使えるの?と疑問の方も多いと思うので参考にしてくださればと思います。比較対象はEOS 6Dになります。

 

  

α7III + 使用レンズ

シグマのマウントアダプター『SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11』を介してキャノンのレンズを使用しています。

マウントコンバーター | アクセサリー | SIGMA GLOBAL VISION

 

主な使用レンズ 

  • CANON EF24-105mm F4L IS II USM
  • CANON EF16-35mm F4L IS USM
  • CANON EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

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α7IIIの使用場面

  1. 山登り、旅行先での風景写真
  2. 日常、旅行先での人物写真

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登山や旅行先での撮影が多く、主に風景や人を撮っているので、そういった視点での感想になります。

では「良かったところ」「イマイチなところ」…それぞれ見ていきましょう!

良かったところ4選

(1)ダイナミックレンジ

撮影した写真をパソコンで見て一番良さを感じたのがダイナミックレンジ

登山中の撮影では輝度差が大きい場面が多く、目で見た感動を再現したいと思ってもなかなか簡単ではありません。

解決策の1つはハーフNDフィルターを使うことなのですが、撮影メインでない時はしっかり三脚立てて準備してというのは難しいことも・・。

そのためダイナミックレンジが広い、というのは山で風景写真を撮る上でとてもありがたいことなんですよね。

 

例えば下の写真ですが、綺麗な日の出です。

太陽が白飛びしないような露出に合わせて撮っています。

もちろんこれはこれでいいのですが、肉眼で見ているときは手前の尾根の表情も合わせて「いいな〜」と思ってるんですよね。

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そこでLightroomを使ってRAW現像していきましょう。

シャドウ部分を持ち上げて見たときの印象に近づけていきます。

・・・が、EOS 6Dの感覚では、ここまで黒く潰れているシャドウ部を後から持ち上げるとかなりノイズが気になる場面。

そのため、今までは太陽が少し白飛びしたとしてもシャドウ部を潰しすぎないために、もう少し明るく撮っていました。 

これが、α7IIIでは思った以上に頑張ってくれます!

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黒く潰れていた手前の尾根の絶妙な表情が復活!

輝度差がある時にはα7IIIは大活躍してくれそうです。もちろん適正露出で撮っておくのが一番大切なのでEOS 6Dの経験は活かされそうです。

(EOS 6Dもダイナミックレンジが極端に狭いという訳ではなく、普段使いでは十分です)

 

(2)画質

画質と一口にいっても色々あると思いますが、ここでは解像感とか色味の面で。

同じレンズを使ってもEOS 6Dに比べて解像感が増しました

風景写真でシャキッと写るので気持ちがいいです。

Lレンズの良さを再認識しています。

また、キャノンからソニーへの乗り換えで色味が我慢できないという声をよく聞いていたので実際どうなの?と思っていましたが、RAWで撮っていれば全然問題なく感じました

ただしRAWであっても色の違いは確かにあって、現像慣れもあるのかもしれませんが、人肌を好みの色に合わせるのはEOS 6Dの方がやりやすいです。

 

(3)瞳AF

MC-11経由でキヤノンのレンズでも瞳AFが使えます!私が使っている範囲では、解放F値が2以下のレンズを持っていないので浅い被写界深度で困る事があまりありませんし、人物を瞳AFがなければ撮れないかと言われたら、そんな事はないです。

ただやっぱり撮るのは楽になって構図に集中できますね。

あとはファインダーやディスプレイを見ずにノールックでカメラを向けてもピントを合わせてくれるので、子供撮りでは自然な表情が撮れていいです。

(追記)

FE55mm F1.8ZAを購入して以来、人をよく撮るようになって瞳AFの良さに感動しています。楽すぎて元に戻れなくなります。旅先で撮影してもらう時や、奥さんにカメラを任せる時などの失敗が無くなりました。

  

(4)動画

上記記事に書いた通り、α7IIIは動画を目的に買いましたが、4K、フル HD共に画質に満足しています。

フルHDで120fps撮影して後でスローにすると、雰囲気のある動画が気軽に撮れて楽しいです♫

 

イマイチなところ4選

(1)センサーダスト

ミラーレスの宿命だとは思いますが、センサーダストの付きやすさ。

もう本当にびっくりするほどゴミが入ります。気をつけながら手早くレンズ交換をしていても1ヶ月で気になるセンサーダストが無数に。

要因として

  • 屋外(山)でのレンズ交換
  • 風景写真で絞って撮る

というのはあると思います。

ただ、一眼レフでは今までほとんど気にならなかったので、センサー剥き出しというのは結構なデメリットですね。

キヤノンEOS Rは電源OFF時にシャッター幕が下りるシステムになっています。どのくらい効果があるのかは分かりませんが無いよりは絶対マシなのでこのシステムは今後全社取り入れて欲しいです(特許とか色々あると思いますが・・)。

  

センサー掃除について

ちなみに、α7IIIボディ側のセンサーダスト除去機能として、

メニュー画面→セットアップ2→クリーニングモード

というのがあります。

センサーが ”ブルブルっ” と震えてゴミを落とすシステムなのですが、いまいち効果が弱いです。そのためブロワーで吹き飛ばすのが一番かと。それでも無理な場合は、センサーを直接清掃するしか無くなります。

市販のクリーニングキットもあるのですが、自分でやるのは怖いので近いうちにソニーのセンサークリーニングに出してみようと思います。

 

(2)充電関連

すでに言われている方は多いですが、20万円もするカメラでありながら充電器が付属しておらず、別売りです。

付属しているのはmicroUSBの充電ケーブルで、まぁそれならそれでいいか、と諦める訳ですが、使い勝手が、残念な仕様です。

下図をご覧ください。

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①カバーを手前に開けるとmicroUSBを刺せない!

②実はカバーを奥側に開けてもmicroUSBを刺せない!?

③カバーを下に開けると、ようやくmicroUSBを刺せる、、、がこれだとカメラを置けない!!

④カメラを無理やり置けば、カバーの根元がぐにゃっと曲がって一応置ける・・・が根元部分に負荷がかかっているのでそのうちカバーが千切れそう!!!

という訳で、カバーが切れたら嫌なのでカメラ横にして置きながら充電しています。

これどうにかならないのだろうか、、

 

急速充電器

ちなみにソニー純正の充電器を使うと

  • 約150分で満充電
  • USB経由でのカメラ本体内充電と比較して充電時間を約40%短縮

 というメリットがあります。 USB経由での充電に時間がかかると感じているのでそのうち導入しようと思います。

 

(3)暗所AF

これはキヤノンのレンズをシグマのアダプターMC-11を介して使用の条件になります。

明るいところでは問題ないAFスピードですが、暗いところでAFが迷いまくります。

下の写真の条件は、ご来光を見るための登山で夜明け前です。

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AFが迷ってしまい結局マニュアルで合わせました。ちなみにEOS 6Dでは問題なくスッとピントが合います。カタログスペック上はEOS 6Dもα7IIIも低輝度合焦限界は「EV-3」で同等なので、α7iii+純正レンズであれば問題ないかもしれません。

 

(4)メニュー関連

ここは色々な方が言われていますが、メニュー画面から使いたい機能を探し出すのに苦労します。

直感的にはできません。カスタム設定で少しずつ使いやすくしています。

自分仕様にカスタムすることが必須ですが、それができたら使いやすくなるでしょうか。

 

まとめ

色々と書きましたが、現時点で満足しています!

登山や旅行で写真を撮るような使い方ではシグマのマウントアダプターを介してキヤノンレンズが十分満足して使えています。

動画を含めてα7IIIをオールラウンドに使うには純正レンズがいいと思うのですが、ソニーとキヤノンそれぞれにメリット、デメリットがある状況です。

そのため、しばらくレンズはキヤノンを使い、α7IIIとEOS 6Dの2台体制で使っていきたいと思います。

いずれにせよシグマのMC-11のおかげでキヤノンのレンズ資産がある人も試しやすい環境にはなっていますね。

 

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