ニッコウキスゲで有名な雄国沼。
何年も前から花の時期に行こうと思いつつ逃していたのですが、子連れ登山にちょうど良さそうな距離なので今年こそは!と出かけてきました。
その結果コバイケイソウの当たり年でニッコウキスゲとセットで楽しむことができました。
登山日:2021年6月20日
アクセス
例年、ニッコウキスゲの時期はマイカー規制が行われ、雄国沼へシャトルバスが出ており、観光地化しているのですが、2020年に続き2021年度も新型コロナウイルス感染拡大のため運行中止。
歩いてアクセスする場合、登山コースは下記の3つあります。
①「雄子沢登山口」から「雄国せせらぎ探勝路」を歩く
②「ラビスパ裏磐梯」から雄国パノラマ探勝路を歩く
③「八方台登山口」から「猫魔ヶ岳やまびこ探勝路」を歩く
今回は最も行程の短い雄子沢登山口を利用しました。
ただこの雄子沢登山口の駐車場は台数が限られているため早朝につけない場合は、利用が難しいかもしれません。
駐車場周辺の道路には「路上駐車禁止」の看板が多く立ち並び、実際に取り締まりもされていますのでご注意を。(それでもかなり路駐が多かったですが)
準備をして出発
雄子沢登山口の駐車場には早朝についたため停められましたが、この日は7時頃に満車となりました。
子供が目を覚ましてからご飯を食べさせ、着替えをして…なんてことをしているとあっという間に1時間以上経ってしまいます。
駐車場に仮設トイレがあるので、出発まで準備に時間がかかる我が家にはありがたいです。
そんなこんなでようやく出発です!
雄子沢登山口から雄国せせらぎ探勝路
8時半「雄子沢登山口」から登り始めます。
この標識、雄国沼3.3kmとなっていますが、これは雄国沼休憩舎までの距離で、雄国沼湿原までは片道4.4kmです。
3.3km、1時間半のコースですが、前半は”森林浴”にぴったりな気持ちの良い森です。
個人的にこの雰囲気はとても好き。
夜中まで降り続いていた雨の影響で足元はぬかるんでいますが、しっとりとした空気に癒されます。
足元のシダや葉が美しい…
時間が許せばもっとゆっくり撮影していたいくらい。
雄国沼休憩舎
1時間ほどで雄国沼休憩舎に到着。
この休憩舎、綺麗なトイレもあって思っていたより立派!
そして青空も見えてきた。
雄国湿原まであと1.1km
途中アサギマダラに出会いました。アサギマダラは1000km以上も渡りをする蝶として有名で、ひらひら飛んでるのを見る限りとてもそんな距離移動できるようには思えないのですが、凄い能力を持っていますね。
左手に雄国沼が見えてきました!
ニッコウキスゲも咲いてる!!
雄国沼湿原
出発から約2時間で木道が整備されている雄国沼湿原に到着。
木道は一方通行でぐるっと1周できるようになっています。
湿原手前には白い花を咲かせるコバイケイソウが密集しています。
ここまで大規模に咲いているのは初めて見ました。
今年はコバイケイソウの当たり年で、若干ピークは過ぎているもののまだまだ綺麗。
ここで子供をキャリアから降ろして解き放ちます。
1歳児にとって登山道を歩くのはまだ難しいですが、木道はとても歩きやすいので、楽しく遊べます。花にも興味津々。
まずは木道を1周します。
湿原の奥の方はキスゲがびっしり。
キスゲの黄色い花にポイントとして白いコバイケイソウが入るのが良いですね。
1周したところでお昼休憩。
のんびり過ごす
晴れ間を待ちながら、写真を撮ったりしてのんびり過ごします。
サクッと1周できるので何周もしている人がいるのも納得。
毎週末、奥日光で木道を歩いている我が家の木道大好き1歳児もテンション高く、なかなか帰りたがらない良さ。
ツツジも一部残っていました。
(ツツジ→コバイケイソウ→ニッコウキスゲの順に開花します)
良過ぎて何枚も写真撮ってしまいますね。
ビクトリーロード。
晴れ間が出るとやっぱり嬉しい。名残惜しいですが帰りましょう。
下山
帰りは元来た道を戻ります。
余裕があれば雄国山へ寄って高台から雄国沼を眺めるのもいいでしょう。
我が家は雄国沼で長居したのでまっすぐ駐車場まで下山しました。
雄国沼の花は最高ですし、途中の森も癒されました。
うちの子は登山道を歩かせるのはまだ難しいですが、木道はかなり楽しく歩いてくれます。
ベビーキャリアにずっと乗せっぱなしにするのではなく、子供も大人も楽しめるコースを選べてよい山行となりました。
今回使ったカメラ
α7III + Tamron 70-180mm F2.8
EOS6D + EF16-35mm F4