ソニーα7シリーズのグリップ問題(小指余り)や三脚取り付けの簡便さ、縦構図への対応全てを叶えてくれる製品をご存知でしょうか。
ずっと気になっていたSmallRigのL型ブラケットを購入したら予想通り(予想以上に?)とても良くカメラ生活が快適になったのでご紹介します。
- スモールリグ A7Ⅲ/A7M3/A7RIII/A9専用L型ブラケット
- 取り付けおよび調整
- 外観
- 使用感1:グリップ(持ちやすさ)
- 使用感2:三脚使用時
- 使用感3:コード類、バッテリー交換
- 良いところ悪いところ
- まとめ
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スモールリグ A7Ⅲ/A7M3/A7RIII/A9専用L型ブラケット
SmallRig Sony A7III/A7M3/A7RIII/A9専用ケージ L-ブラケットキットを購入しました。
アマゾンでは2000円前後のLプレートも販売されていますが、”専用のケージなので、バッテリーの出し入れやモニターの開閉等カメラ自体の機能を妨げることはありません”との謳い文句に魅かれ口コミも良いスモールリグ製にしました。
材質はアルミ合金で重量約「200g」。底部プレートの厚さは「2cm」ほどでやや厚め。
底面、側面とも「アルカスイス規格」のベースプレートが採用されていて、アルカスイス互換のある三脚へ簡単に着脱が行えます。
側面プレートには1/4ネジ穴が空いているため各種カメラアクセサリーの装着が可能。
また、「側面プレートは取り外し可能」なため三脚での縦位置撮影をしない方は底部プレートだけの使用もできます。
なお、底部プレートの底には「六角レンチをマグネット収納」できるようになっており、外出先でプレートの調整をできるのは非常に便利ですね。
取り付けおよび調整
カメラへの取り付け
底面中央のネジを付属の六角レンチで締め付けます。
側部プレートの位置調整
側部プレート調整用のレジを緩めて、好みの長さに調整します。
調整幅は3cmほどあるので最大に広げれば外部マイクのマイクジャックを取り外しすることも可能です。
外観
α7IIIの場合、底面から肩の位置までで7cmほどですので、2cmのプレートがつくとだいぶゴツくなる印象です。しかし、プレートの見た目は安っぽくはなく好印象です。
また、底部プレートは重みもあって頑丈なため、カメラがしっかりと自立します。
使用感1:グリップ(持ちやすさ)
底部プレート装着によりグリップが2cm長くなるため、小指あまりが解消されます。
ただし、グリップ部分がカメラのグリップより一回り大きいのが若干気になります。口コミでもこのでっぱりが気になるという人と、むしろ指をひっかけやすくて使いやすいという人、両パターンいました。慣れれば問題ないと思いますが、手が小さい人は気になるかもしれません。
使用感2:三脚使用時
底部プレートはアルカスイス互換となっているため、サッと取り付けが可能です。これ本当に快適です。プレートの2/3ほど溝を切ってあり、途中で止まるのは使いやすく、センターの目安が印字されているのも地味に嬉しいですね。
L型ブラケットの本領発揮するのが縦構図で写真を撮るときですね。側面プレートを雲台に直接つけることで、三脚のセンター軸上にカメラを設置できます。山で使用する際に安定して使用できるので今後が楽しみです。
上記写真の雲台はこちら↓ 安い割にいいです。
使用感3:コード類、バッテリー交換
側部プレートは穴が空いているのでこちらからカメラ側面の端子類にアクセスできます。
USB給電
プレートをつけたままマイクロUSB端子へアクセス可能です。
マイク端子のつけ外し
RODEのVideoMicroを使用していますが、側部プレートを全開にすればマイクジャックを付け外しすることができます。
使用しているマイクはこちら↓
バッテリー交換
もちろん底部プレートをつけたままバッテリー交換も可能。
良いところ悪いところ
1. 2cmの厚みがある底部プレートにより小指余り解消
2. 底部プレートおよび側部プレートともにアルカスイス互換
3. 側部プレートは可動性あり、取り外しも可能
4. 六角レンチを底面に収納可能
5. プレートを装着したままバッテリー交換や端子類のアクセス可能
6. プレート装着時にカメラが自立する*
7. 1/4ネジやM4ネジによりカメラアクセサリーの取り付け可能
*今まで使用していた一般的なクイックシューだとカメラが自立しなかったので、不満が解消されてとても嬉しい。
プレートが冷たくなる
(重さ/サイズ)
悪いところはほとんどないのですが、素材の熱伝導性が良すぎて冬はプレートがかなり冷たくなります。重さやサイズについては他のメリットが大きいため個人的には許容範囲でした。
まとめ
小指余り解消のためのプレートやもっと安いL型ブラケットなどもあったのですが、今の不満点を全て解消できそうなのがSmallRigでした。
最近は室内で子供の撮影をすることが多いのですが、三脚使用と手持ち両パターンあります。そんな時に便利なのが雲台への取り外しが簡単なクイックシューですが、クイックシューは面積が小さくてカメラを机に置いた時に不安定になるのが気になっていました。SmallRigの底部プレートは安定感抜群なため、机に置いても安心で、三脚にもすぐに取り付けでき、風景撮影に行けば安定して縦撮影ができるメリットもあって一石三鳥。
購入を検討していた当初は価格がちょっと高いかな…と思っていましたが、導入してみたら予想以上にメリットの方が多く満足しています。
快適なカメラライフにL型ブラケットオススメです♩
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