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登山・スノーボード・カメラのブログ

これで完璧!?写真と動画の保存方法・バックアップ環境を整えた話

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写真や動画を撮ってパソコンに保存している人は多いと思いますが、きちんとバックアップはできているでしょうか。

ある日突然ハードディスク(HDD)が壊れて思い出の写真や動画が無くなってしまう、、そんな悲しい話を聞くことがあります。

あとで後悔しないためにもバックアップ法含めてデータの保存環境を整えておくといいですよね。

子供が生まれて写真だけでなく動画もよく撮るようになったので、両者を効率よく管理しながらバックアップできる方法を探して、たどり着いた環境をご紹介します。

 

写真と動画を分けて管理

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データとして「写真」と「動画」がありますが、写真の現像・レタッチと動画の編集は、それぞれ別のソフトで行うため、管理しやすいように「写真」と「動画」の保存場所は分けています

また、写真・動画それぞれ1台のHDDに保存するだけではそのHDDが壊れた時に悲しい思いをします。そのためバックアップ用HDDとミラーリングをしています。

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同じデータがHDD2台に入っている・・これでバックアップとしては基本的にはOKですが、昨今災害が頻発している中、地震で家が倒壊したり火事になったりすることもあるかもしれません。

そんな万が一のために最終アウトプット(写真はJPEG、動画は編集済み動画)はクラウドにも上げる、そんな考えでやっています。

 

「写真」の管理とバックアップ

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「写真」は4TBのHDD(Photo-A)にデータ(RAW)を保存し、全く同じデータがバックアップされるようにもう1台のHDD(Photo-B)とミラーリングしています。

ミラーリングは「FreeFileSync」というソフトでやっています。

また、カメラから写真を取り込んだらすぐに現像してJPEGデータを、Googleフォトにアップロードします。

Googleフォトにアップロードすると写真は多少圧縮されますが、L版印刷などには全く問題なく、iMacの27インチモニターで見ていてもとても綺麗で不満は出ないレベル。

これが無料で容量無制限に使えるのはバックアップとして大きな魅力です。

Googleフォトは写真の共有ができるのでこれがまた便利。

子供の写真をピックアップしたアルバムを親族と共有しており週一回更新していますがとても喜ばれます。

なお、写真はLightroomという現像および写真管理のできるソフトを利用しています。

上述の通り写真データはHDDに保存しているのですが、写真管理のためのカタログファイル*は内蔵ストレージ(fusion drive)に保存して運用しています。

*カタログファイルとは:写真ファイルが保存されている場所や写真の情報(撮影日や撮影したカメラ機種等のメタデータ)、編集情報(Photoshop Lightroom の現像モジュールで適用した情報)などが記録されています。 このカタログがあることでLightroom上でデータ編集がしやすくなっています。 

内蔵ストレージは別の外付けHDDにTime Machineを使ってバックアップしているのでこちらも安心です。

 

RAWとJPEG両方残す?

私はカメラで撮影する際ほぼ100% RAW撮影で、Lightroomで現像してJPEG書き出ししています。

現像情報はLightroomに残っておりいつでも同じように書き出せるので容量節約のためHDDにはJPEG保存はしていません。

iPhoneで撮影した写真などJPEGデータしかないものはそれをHDDに保存しています。

 

アマゾンプライムフォト(Amazon Photos)とGoogleフォトの比較

写真をクラウド上にあげておくのに有名なサービスとしてGoogleフォト以外にアマゾンプライムのプライムフォト(今はAmazon Photosに名称変わっていますね)が有名です。

アマゾンプライムフォト(Amazon Photos)の魅力はプライム会員であればRAW、JPEGともに写真データが圧縮されずに容量無制限に使用できることで、私自身プライム会員なので以前は使用していました。

しかしAmazon PhotosでRAWデータをアップロードしたりダウンロードしようとすると尋常じゃないレベルで時間がかかる上、アプリの使い勝手が良くなく使うのをやめてしまいました。

Googleフォトで写真データが圧縮されると言っても、通常利用(スマホやPC上での鑑賞、L版印刷など)では全く問題のないレベルで綺麗な画質を保ってくれているので、アプリの使い勝手もいいGoogleフォトが圧倒的におすすめです。

RAWデータはHDDに自分でしっかりバックアップをとっておくのが現状最善の選択だと思います。

 

「動画」の管理とバックアップ

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「動画」はカメラから1TBの外付けSSDと6TBのHDD (Movie-A)にデータを移します。

写真同様HDD (Movie-A)のバックアップとしてHDD (Movie-B)にミラーリングしています。

1TBの外付けSSDは動画編集用の一時保存場所ですので、編集が終われば素材は消してしまいます。

完成した動画はHDDに保存しておくとともに、YouTubeに非公開でアップロードしています。

YouTubeにアップしておけば外出先でその環境にあった画質で鑑賞できるので、例えば帰省時に親族で見たりすることもできて便利です。

 

購入した外付けSSD

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4K動画を撮るようになって編集用に購入した「サンディスク エクストリームポータブルSSD 1TB」。

これによって驚くほどサクサク動くようになり編集が非常に快適になりました。

ただし、SSDも突然壊れてしかもデータ復旧が難しいパターンがあるのでカメラからデータ移行の際は必ずHDDにも同時移行しています。

 

購入したHDD

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ハードディスクとして有名どころだと「Seagate」、「Western Digital」、「東芝」あたりでしょうか。

SeagateのHDDは故障やエラーが多いなどあまりいい評判を聞かなかったので、仕事場で使ったことのあるWestern Digitalの6TBを2つ、4TBを2つ購入しました。

(Western DigitalのHDDで初期不良に当たったことがあるのですが対応も良かったので)

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また回転数を5400rpmと7200rpmどちらを選ぶかについてですが、動画編集はSSD上で行っており、HDDは完全に保存のためですし、写真のレタッチでもそれほどの処理速度が必要に感じないので安い5400rpmにしました。

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それにしても6TBのHDDが1万円ちょっとで買えるとは安くなりましたね。

 

購入したハードディスクケース

ロジテックHDDスタンド

最初に購入したのは、ロジテックのHDDスタンド(ガチャベイLGB-2BDPU3ES)。

パソコン無しで最大12TBのHDD/SSDの複製が可能な2ベイスタンド型デュプリケーターです。

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とてもシンプルな作りで、HDDを上から差し込むのみ。

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HDDの抜き差しが多い人には便利で、価格も安いので、お試しで買ってみたのは良かったですが、基盤などが剥き出しなのが若干気になります。

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ずっと置いておくとホコリもかぶるというのと、動画用と写真用に分けてHDD4台運用にしたため、4ベイのHDDケースを探すことに。

 

ロジテックHDD/SSD4bayケース

ハードディスクスタンドを購入したあと、4ベイのハードディスクケースを探して購入したのがデザイン的にも気に入ったロジテックのハードディスクケース(LHR-4BNHEU3)。

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ファンの音が若干うるさいなどの口コミがあったものの、ホコリを気にせず、HDDを4台綺麗に収納できるのでポチりました。

前カバーを開けてHDDを装着します。 

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更にカバーがあるのでそれを外すと3.5インチのHDDを4つ装着できるようになっています。

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取り付け用の部品をネジでつけます。

ネジが緩く感じますがあまり強く締め付けすぎない方が良さそうなのでこれで。

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6TBを2台、4TBを2台入れました。

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蓋を閉めます。

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これで4台のHDDをスッキリ収納できました。

電源一つでよく、PCにも1本のUSBケーブルで接続できるのが便利です。

1ヶ月半ほど使っていますが問題なく稼働してくれており、ファンの音も夜中に付けっ放しにするような環境でなければ気にするほどでもないと思います。

一方で、パソコンのスリープなどに合わせて自動で電源がON、OFFになるはずなのですが、iMacスリープ解除後のHDD復帰が連動してくれなくて困っています。

解決法がある気もするのですが・・・そのうちしっかり調べます。

 

まとめ

本記事では、写真と動画を両方撮っていて管理が難しくなってきた私が、バックアップを含めて環境を整えた内容をご紹介しました。

写真と動画を分けておくだけでもかなり管理がしやすくなりました。

α7IIIのSDカードはデュアルスロットになっており、カメラ内で写真と動画の保存先を分けることができます。こうしておけばデータ取り込み時の手間も省けます。

クラウドについては2020年時点で個人的に使いやすいのがGoogleフォトとYouTubeですが数年経てばまた変わるかもしれませんね。

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