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スノーボードブーツの選び方 | 初心者〜中級者向け

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スノーボードの道具選びの中でも特にじっくりと選んで欲しいのが「ブーツ」です。

普段の靴でも、足に合わないものを長時間履くと痛みや靴擦れなどが起きて不快ですよね。

スノーボードでは、普段の靴以上に足へのフィット感がとても重要なんです。

自分の足にぴったりと合ったブーツを選べば、板に力が伝わりやすくなります。

一日楽しく滑るため、そして早く上達するためにも、しっかりと自分の足に合うブーツを選びたいものです。

スノーボードブーツの基本的な種類から、選ぶコツ、オススメをご紹介します。

 

 

スノーボードブーツの各部名称と機能

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アウターシェル

アウターシェルはブーツの最も外側を覆っているパーツで、ブーツの硬さ・ホールド感に繋がります。

インナーブーツ

インナーブーツはアウターシェルの内側にはめ込まれているパーツで、取り外しが可能です。足のフィット感に直結し、保温性や通気性にも重要。

ソール

スノーボードブーツのソールは滑りにくいようにグリップ性があり、衝撃吸収機能などが追加されたモデルもあります。

タン

スノーボードブーツのすねに当たる部分である「タン」はフィット感に関係し、強度によって足首のフレックス(硬さ)が変わります。

シューレース

シューレース(靴紐)によって足へのフィットを高めます。ブーツの着脱のしやすさに直結する部分で、紐を締めるシステムにはクイックレーシングシステムやボアシステムなど複数のタイプがあります(詳しくは後述)。

インソール

インソールはインナーブーツの底に入れる中敷で、通気性やクッション性、足裏感覚を高めてくれます。また、足型に合うように成形されたものもあります。

 

スノーボードブーツのタイプ

スノーボードのブーツはシューレースの締め方によって主に次の3種類に分けられます。

クイックレーシングシステム

クイックレース、クイックシュー、スピードレース、スピードゾーンなどの色々な呼び方があります。

ヒモを引くだけでブーツを素早く簡単に締められるもので、足先と脛部分に分けて締められるものが多いです。

 

ボアシステム

BOA社によって開発された、ダイヤルを回してワイヤーを締めることができるもの。

ボアシステムにも締め方やワイヤーの材質など様々なタイプがあります。

力がなくても素早く簡単にできるため子供や女性にもおすすめ。

 

靴紐型(シューレース)

従来型(BURTON)、クラシックレース(DEELUXE)などと呼ばれることも。

スニーカーのように紐を手で締めて結びます。好みに合わせて各部分の締め具合を細かく調節でき、壊れにくいメリットがあります。

ただし、紐をしっかり締めるのはコツが必要なので、よっぽどこだわりのある上級者で無ければおすすめはしません。

 

この他に、クイックレーシングとボア、シューレースとボア等のように組み合わせたブーツもあります。

 

 

スノーボードブーツの選び方

足へのフィット

スノーボードブーツを選ぶ上で最も大事なこと、それはとにかく「自分の足に合うかどうか」これに尽きます。

お店で足の実寸サイズを採寸してもらい、スノーボード用の靴下を履いた状態で試し履きをして痛い場所がないか確認しましょう。

かかとをしっかりと入れた状態で、①爪先が当たらないか②足幅の一番広い部分がきつくないか、よくチェックしましょう。

足の大きさが合っていても、足幅が合っていなくて痛くなる場合があります。

日本人は足の横幅が広い人が多いので、同じブーツでもワイドモデルが出ているものもあります。

試着のタイミングは、足がむくみやすい午後の時間帯がオススメです。

硬さ

ブーツの硬さも板やバインディング同様、柔らかい方が操作しやすく、硬い方が高速安定性が増します。

ブーツを履いた時に、その場で踏む動きをしてみると(かかとを浮かさずに、すねをつま先に近づけるイメージ)、ブーツの硬さが分かります。

硬いブーツは足首の動きが制限され、繊細なコントロールが難しいので、初心者は柔らかめのモデルを選ぶ方が足元での操作がしやすく滑りやすいでしょう。

履きやすさ

ブーツの紐をしっかりと締めて、足にブーツがフィットした状態にするで、自分の力が効率よく板に伝わって上手く滑ることができます。

そのため、紐の締めやすいクイックレーシングシステムボアシステムのブーツがおすすめです。

私自身はどちらも使用したことがあり、クイックレーシングシステムの方がかかとをしっかり入れてから足を突っ張った状態で紐を引っ張れるので、足全体をバランスよく締められて好きです。ただ、これは完全に好みの問題で、ボアシステムのブーツを愛用している友人もいます。

また、同じクイックレーシングシステムやボアシステムでも締める場所が違ったりして、色々なものがあるので、履き比べてみましょう。

  

相場

モデルにもよりますが、定価で3〜7万円のブーツが多いです。

型落ちだと安く手に入れることも可能です。

 

人気ブランド・メーカー

BURTON

1977年に設立されたスノーボード用品メーカー。

板、バインディング、ブーツ、ウェア、小物など、スノーボード用品一式が揃います。

 

DEELUXE

1996年に誕生したスノーボードブーツ専門ブランド。

DEELUXE独自のインナー「サーモインナー」が特徴。サーモインナーは、自分の足型にジャストフィットするように、インナーブーツを専用のオーブンで熱成形してくれる製品です。

 

SALOMON

 1947年に創業、スキー用品から始まり、現在はスキー、スノーボード、トレッキング用品などを取り扱うメーカー。

 

1950年に創業、スキー用品から始まり、現在はスキー、スノーボード、テニス用品などを取り扱うメーカー。