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【北海道】大雪山 旭岳 | ロープウェイで日帰り登山

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日本百名山の一つ大雪山の旭岳は、北海道で一番高い山です。

国内でも随一に秋の紅葉が早いためニュースでも出てくるので有名な場所ですね。

ロープウェイのおかげで無理なく日帰り登山が出ることから人気があります。

姿見池周辺の散策だけでもいいですし、旭岳を目指すのもいいところですのでご紹介します。 

 

 

登山ルート

大雪山旭岳への登山は多くの人が旭岳ロープウェイからの往復ですが、下から登ることも可能です。

  1. ロープウェイ姿見駅〜姿見ノ池〜旭岳頂上(往復)
  2. 旭岳登山口(山麓駅)〜姿見駅〜姿見ノ池〜旭岳頂上(往復)

私自身「登りは登山口から歩いて、帰りにロープウェイを利用」したこともありますが、今回は最も一般的な「姿見駅〜旭岳往復」コースをご紹介します。

旭岳まで登るのが大変であれば姿見駅周辺の散策路を巡るだけでも高山植物や紅葉を楽しめます。

 

大雪山旭岳ロープウェイ

運賃(6/1〜10/20)

大人:往復¥2,900、片道¥1,800、子供:往復¥1,450、片道¥9,00

駐車場:¥500

標準コースタイム

登り:2時間50分、下り:2時間5分 

 

旭岳ロープウェイ山麓駅からロープウェイで一気に標高1,600mへ

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朝8時半、天候は曇りですが雨は降らなそうなので登山決行です。ロープウェイの建物はとても綺麗。

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姿見ノ池周辺散策路を巡るだけでも楽しいハイキングができますね。季節により高山植物も変わるので色々な時期に来ると違った景色に出会えそうです。

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ロープウェイに乗ると姿見池まで一気に標高を稼げます。この日はあまり天候が良くないためか貸切状態。ロープウェイの右手には十勝連峰が見えてきます(写真右)。

 

姿見駅から登山開始

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姿見駅に降り立つと、目の前にドドンと「旭岳」が!

旭岳は活火山のため噴煙が上がっています。

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姿見駅から整備された散策路があるため、まずは「姿見ノ池」を目指します。

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足元にはチングルマの綿毛がたくさん。早い時期であれば真っ白なお花畑が見られそうです。

 

姿見ノ池から先はガレ場の登り

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姿見駅から15分ほどで「姿見ノ池」に到着です。散策路を歩く方はここからぐるっと姿見駅へ戻って行きますが、旭岳を登る方はここからが本番です。

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姿見ノ池から旭岳まで標準コースタイムで2時間半の登り(元気な方であればそんなにかかりません)。

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ガレ場を一歩一歩登っていきましょう。

 

旭岳の火山活動は?

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噴煙を上げている旭岳ですが、気象庁の情報では一番最近の水蒸気噴火が約250年前で、マグマ噴火については3,000年間起きていないようです。

旭岳は完新世に火山活動を開始し、約5000年前までに降下スコリアにより現在の旭岳山頂部が形成された。 3000~2000年前には、山体崩壊によって山頂西側に馬蹄形の地獄谷火口が生じた。この時の岩なだれ堆積物は旭岳温泉にまで達した。1000年前から水蒸気爆発が頻発し、姿見池など小火口群を生じた。 樽前山1739年噴火火山灰を覆って旭岳起源の火山灰が2層認められ、最新の水蒸気噴火は約250年前以降である。 最近3000年間では顕著なマグマ噴火は起こっていない。気象庁|大雪山

噴火警戒レベルのチェックは気象庁 | 噴火警報・予報でできます。

 

白雲岳・トムラウシ・十勝連峰までの眺望

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標高を上げ、後ろを振り返ると雲間から大きな山が見えてきます。上の写真で左奥に見えるのがトムラウシ。右は十勝連峰ですね。

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そして目の前は白雲岳。テント場があるので、縦走するとしたら1日目に白雲岳を目指すことになりますね。ヒグマが怖いけれどいつか旭岳から白雲岳を経由してトムラウシまで縦走してみたいですね。

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曇りですが展望はききます。

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溶岩帯の山肌が特徴的ですね。

 

旭岳頂上(標高2,291m)

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登り始めてから1時間40分。急いだつもりはないのですが思ったより早く旭岳頂上に到着です!「山と高原の地図」の標準コースタイムは2時間半になっていましたが普段山登りをしない方も考えた設定になっているのかもしれません。

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旭岳頂上から眼下に姿見ノ池や周辺の散策路、ロープウェイの姿見駅が望めます。高度感があっていいですね。

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登ってくる途中は足元のお花にも元気づけられますよ。

 

下山・散策路を回って帰る

帰りは元来た登山道を下っていき、姿見ノ池からは散策路を回って帰ります。

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姿見ノ池から右手へ下っていくと見えてくるのが「夫婦池」。 

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夫婦池であらためて登ってきた旭岳を眺めます。最後は姿見駅に戻ってロープウェイで下山です。姿見駅ではおはぎとコーヒーのセット(¥400)でまったり。また別の季節にも来たいですね。

 

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