夏の北海道に行きたい!
そんな時、飛行機または新幹線を使う方が多いと思いますが、第3の選択肢としてフェリーに自分の車やバイクを乗せて行くという方法があります。
本州から北海道に行くフェリーってどこから出ているの?便数や時間、料金はどのくらいかかるの?と思って調べても、フェリー会社がバラバラで分かりにくいです。
本記事では本州と北海道を結ぶ航路のまとめと、大洗、仙台、青森の3箇所からフェリーで北海道に渡ったことのある私がフェリー移動の魅力、メリット・デメリットなどをご紹介します。
- 本州と北海道をつなぐ全航路まとめ
- 太平洋フェリー
- 商船三井フェリー
- シルバーフェリー
- 津軽海峡フェリー
- 青函フェリー
- 新日本海フェリー
- フェリーのメリット
- フェリーのデメリット
- 結局「飛行機+レンタカー」と「フェリー+自家用車」どちらがいい?
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本州と北海道をつなぐ全航路まとめ
北海道の港は4つ。
- 苫小牧
- 小樽
- 室蘭
- 函館
本州側は太平洋側と日本海側それぞれから6社のフェリーが出ています。
太平洋側
日本海側
6社の航路をひとつの図にまとめると以下のようになります。
東京からだと「大洗」を使うのが第一選択になるでしょう。少しドライブすると思えば、「新潟」や「仙台」も使えます。
1つずつ見ていきましょう。
太平洋フェリー
公式HP:太平洋フェリー
航路1:名古屋〜仙台〜苫小牧
便数 1便/2日(※1月〜2月は変則運航)
時間 39時間30分〜40時間
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:10800円〜12900円(2等またはC寝台)
乗用車:34000円〜43200円(5m未満・運転1名の2等またはC寝台料金込)
オートバイ:7200円〜8300円(50cc以下)
12400円〜14400円(50cc超〜400cc以下)
航路2:仙台〜苫小牧
便数 1便/1日(※1月〜2月は変則運航)
時間 15時間〜15時間20分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:8300円〜9800円(2等またはC寝台)
乗用車:26300円〜32400円(5m未満・運転1名の2等またはC寝台料金込)
オートバイ:4200円〜5200円(50cc以下)
7200円〜8800円(50cc超〜400cc以下)
商船三井フェリー
公式HP:商船三井フェリー
航路1:大洗〜苫小牧
便数 2便/1日(※運休日あり)
時間 17時間45分〜19時間15分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:9900円〜18200円(ツーリスト)
乗用車:26740円〜39090円(5m未満・運転1名のツーリスト料金込)
オートバイ:6170円(50cc以下)
11310円(50cc超〜400cc以下)
シルバーフェリー
公式HP:シルバーフェリー
航路1:宮古〜八戸〜室蘭
※八戸には室蘭発のみ寄港
便数 1便/1日(※日曜室蘭発・月曜宮古発は運休)
時間 10時間〜11時間5分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:6000円(2等)
乗用車:26000円(5m未満・運転1名の2等料金込)20800円(4m未満)
オートバイ:5200円(125cc以下)
7300円(125cc超〜750cc以下)
航路2:八戸〜苫小牧
便数 4便/1日
時間 7時間15分〜8時間30分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:5000円(2等)
乗用車:25000円(5m未満・運転1名の2等料金込)20000円(4m未満)
オートバイ:5000円(125cc以下)
7000円(125cc超〜750cc以下)
津軽海峡フェリー
公式HP:津軽海峡フェリー
航路1:青森〜函館
便数 8便/1日
時間 3時間40分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:2220円〜3190円(スタンダード)
乗用車:16460円〜23660円(6m未満・運転1名のスタンダード料金込)
軽自動車
オートバイ:1780円〜2550円(125cc以下)
2660円〜3830円(125cc超〜750cc未満)
航路2:大間〜函館
便数 2便/1日
時間 1時間30分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:1810円〜2600円(スタンダード)
乗用車:13160円〜18920円(6m未満・運転1名のスタンダード料金込)
軽自動車
オートバイ:1230円〜1770円(125cc以下)
1640円〜2360円(125cc超〜750cc未満)
青函フェリー
公式HP:青函フェリー
航路1:青森〜函館
便数 8便/1日
時間 3時間50分〜4時間
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:1600円〜2000円(2等)
乗用車:12800円〜16000円(4m未満・運転1名の2等料金込)
14400円〜18000円(5m未満・運転1名の2等料金込)
16000円〜20000円(6m未満・運転1名の2等料金込)
オートバイ:1600円〜2000円(原動付き自転車)
2400円〜3000円(750cc未満)
新日本海フェリー
公式HP: 新日本海フェリー
航路1:舞鶴〜小樽
便数 1便/1日(※運休日あり)
時間 20時間55分〜21時間45分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:9970円〜16750円(ツーリストA)
乗用車:28570円〜35260円(3m未満・運転1名のツーリストA料金込)
30530円〜38750円(4m未満・運転1名のツーリストA料金込)
32170円〜41840円(5m未満・運転1名のツーリストA料金込)
38850円〜49140円(6m未満・運転1名のツーリストA料金込)
オートバイ:6690円〜8950円(125cc以下)
9670円〜13580円(125cc超〜750cc未満)
航路2:新潟〜小樽
便数 1便/1日(※日曜小樽発・月曜新潟発は運休)
時間 16時間15分〜16時間30分
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:6680円〜10380円(ツーリストC)
乗用車:17370円〜22510円(3m未満・運転1名のツーリストC料金込)
19430円〜25600円(4m未満・運転1名のツーリストC料金込)
21900円〜29100円(5m未満・運転1名のツーリストC料金込)
26110円〜35370円(6m未満・運転1名のツーリストC料金込)
オートバイ:5040円〜7100円(125cc以下)
6890円〜10180円(125cc超〜750cc未満)
航路3:新潟〜秋田〜苫小牧
便数 1便/1日(※土曜日曜苫小牧発・日曜月曜新潟発は運休)
時間 18時間15分〜20時間
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:6680円〜10380円(ツーリストJ)
乗用車:17370円〜22510円(3m未満・運転1名のツーリストJ料金込)
19430円〜25600円(4m未満・運転1名のツーリストJ料金込)
21900円〜29100円(5m未満・運転1名のツーリストJ料金込)
26110円〜35370円(6m未満・運転1名のツーリストJ料金込)
オートバイ:5040円〜7100円(125cc以下)
6890円〜10180円(125cc超〜750cc未満)
航路4:敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧
便数 1便/1週(※土曜苫小牧発・月曜敦賀発)
時間 31時間20分〜34時間
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:9970円〜16750円(ツーリストB)
乗用車:28570円〜35260円(3m未満・運転1名のツーリストB料金込)
30530円〜38750円(4m未満・運転1名のツーリストB料金込)
32170円〜41840円(5m未満・運転1名のツーリストB料金込)
38850円〜49140円(6m未満・運転1名のツーリストB料金込)
オートバイ:6690円〜8950円(125cc以下)
9670円〜13580円(125cc超〜750cc未満)
航路5:敦賀〜苫小牧
便数 1便/1日(※運休日あり)
時間 20時間〜21時間
料金 2等船室・普通車両・バイク
大人1人:9970円〜16750円(ツーリストA)
乗用車:28570円〜35260円(3m未満・運転1名のツーリストB料金込)
30530円〜38750円(4m未満・運転1名のツーリストB料金込)
32170円〜41840円(5m未満・運転1名のツーリストB料金込)
38850円〜49140円(6m未満・運転1名のツーリストB料金込)
オートバイ:6690円〜8950円(125cc以下)
9670円〜13580円(125cc超〜750cc未満)
フェリーのメリット
本州から北海道へのアクセスは「飛行機」や「新幹線」がメインではないでしょうか。
多くの人がそのどちらかを利用されると思います。
そんな中、あえてフェリーを使う理由・・・
車・バイク・自転車を載せられる
フェリーの圧倒的な強みは「車」や「バイク」を載せられることです。これは大きな特徴と行っていいでしょう。特に北海道に自分の車やバイクを持っていきたければ、フェリーを使う以外の方法がありません。
- マイカーに装備をたくさん載せて北海道でキャンプや車中泊の旅をしたい
- 北海道の大地を自分のバイクでツーリングしたい
- 自転車旅をしたい
という方におすすめです。
車を載せられるということは飛行機や新幹線などのように大きな手荷物を持つ必要がありません。これはとっても楽チン。
横になって寝れてゆっくり過ごせる
飛行機や新幹線と違って大きな空間で歩いたり横になったり自由に過ごすことができます。
身体が大きくて飛行機や新幹線の座席が狭くてつらい方にはピッタリ。
フェリーのデメリット
時間がかかる
飛行機や新幹線より時間がかかります。
ただし、夜間をまたぐ便が多いので、寝ている間に移動できると思えば宿泊代も浮いてメリットになる面も。
船酔いリスク
本州と北海道をつなぐフェリーは大きいので普通は船酔いすることはないですが、やはり波が高い日などは酔ってしまう方もいます。
欠航リスク
台風が直撃していなくても高波の影響で欠航することがあります。これは長距離航路ほど影響を受ける確率が高まります。私自身、大洗〜苫小牧と仙台〜苫小牧が台風で欠航の時に、青森〜函館を利用して北海道に渡ったことがあります。青森〜函館間は便数が多い上、比較的悪天候にも強いようです。
結局「飛行機+レンタカー」と「フェリー+自家用車」どちらがいい?
時期にもよりますが2〜3日の旅行であればコスト・時間ともに「飛行機+レンタカー」の方が有利でしょう。フェリーは時間がかかる上、自家用車を載せると意外と金額も上がってしまい、また台風などが来た時は飛行機よりも欠航リスクが高く、車を置いていく訳にも行かないので、新幹線など代替手段も使いづらくなります。
しかし、もし1週間くらい休みがあるのであれば、ぜひ自家用車で行くことをおすすめしたいと思います。自分の車でにキャンプ道具を詰め込んで、北海道の広大な土地をドライブする楽しさは一度やってしまうと病みつきになります。
ぜひ一度フェリーを使って北海道へ遊びに行ってみてください。
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