スノーボードは一人で滑るのでももちろんいいのですが、彼女や友達も巻き込んで一緒に行けるとより楽しいですよね。
今回は、男性諸君に向けて、女の子へスノーボードを教えるコツをご紹介したいと思います♪
もちろん逆でもOKですよー。
- ⒈ ウエアを着たら、ブーツの履き方から
- ⒉ 板の持ち方
- ⒊ 準備体操
- ⒋ 転び方
- ⒌ 板の付け方
- ⒍ スケーティング
- ⒎ リフトの乗り降り
- ⒏ 板を履いて立つ
- ⒐ 横滑り
- ⒑ 木の葉落とし
- 教え方の心得
- まとめ
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⒈ ウエアを着たら、ブーツの履き方から
スノーボードブーツは慣れないとうまく履けないものです。履き方から教えてあげましょう。
スノーボードブーツの履き方
❶ブーツにも『紐タイプ』『クイックレース』『ボアシステム』と色々な種類がありますが、とにかく紐を十分に緩めて履きやすくします。
❷ウエアの裾を上げて、巻き込まないように注意します。
❸足を入れたら、「かかと」をトントンしてかかと側に合わせます。
❹紐をしっかり締めます。
初心者だとウエアの裾に付いているパウダーガードをブーツの内側に入れてしまうことがよくあります。
ブーツの『外側に』かぶせるよう教えてあげましょう。
また、レンタルブーツで紐タイプのものだったりすると、締めるのに力が必要ですので、サポートしてあげましょう。
⒉ 板の持ち方
スノーボードのエッジは手を切りやすいので、グローブをして板を抱えるようにして持ちましょう。
こういったところのちょっとした心遣い、声がけが大事ですよ。
⒊ 準備体操
怪我をしないよう、あらかじめ準備体操をしましょう。
むち打ちになりやすい『首』と、『手首』は特に念入りに。
⒋ 転び方
スノーボードは転倒の多いスポーツです。
転ぶときに手を先につきに行ってしまうと酷ければ骨折なんて事態になりかねません。
転び方も練習しておきましょう。
『後ろへの転び方』
身体を丸めてお尻からコロンと転びましょう。手をつきに行くのは絶対NGです。
『前への転び方』
野球のヘッドスライディングのようにズサーっと、前へ滑り込みましょう。
⒌ 板の付け方
ビンディングの付け方を教えてあげます。
実は平地では立ったままつけた方がやりやすいので、平らな場所で「前足」だけ先につけてみましょう。
⒍ スケーティング
❶前足をつけた状態で、その場で足踏みしてみます。
❷慣れたら前に進んでみましょう。
蹴る足(後ろ足)を置く位置は、「つま先側」でも「かかと側」でもどちらでも結構です。
コツは「進行方向を向く」ことと、「頭の位置を前足の上に置く」ことです。
⒎ リフトの乗り降り
初心者にとって最初の壁はリフトの乗り降りです。
転んでしまうと痛いし、リフト止めて恥ずかしいし、嫌な思いをします。
そのため無理はせず、板を手に持ってリフトに乗りましょう。
板を手に持ってリフトに乗るのが禁止のスキー場では、スケーティングを練習してから、リフトに乗りましょう。
*上級者向け
リフトに板をつけて乗る場合、ご自身がレギュラーであれば、初心者を右側に座らせた方がリフトを降りるときにサポートしやすいです。
「真っ直ぐ前見て〜」と声をかけながらリフトを降りましょう。
⒏ 板を履いて立つ
板に両足つけて立ってもらいます。
特にアドバイスなく、パッと立てる人もいます。
立てない場合は、
「板にお尻を近づけてから立つ」ようアドバイスしてみましょう。
それでも無理な場合は、
手を引っ張って立ち上がるのをサポートしてあげましょう。
(あくまでサポートで、自分で立つ感覚を覚えてもらうことが大事です。)
⒐ 横滑り
立てたらすぐにかかと側で横滑りをやってみましょう。
顔を上げ、手を広げてバランスを取ります。
⒑ 木の葉落とし
横滑りが少しできるようになったら、重心移動を使って、木の葉落としをしてみましょう。
行きたい方向へ顔を向け重心を乗せることでその方向へ板が進んでくれます。
木の葉落としまでできるようになれば、一緒にスキー場を楽しむことができます。
欲張ってターンまで教えようとすると、転んで痛い思いをする時間が増え、後半気持ちが萎えてしまうことがあります。
向上心が強く、すぐにでも上達したい!という相手でなければ、木の葉落としまでにして楽しさを優先することをオススメします。
教え方の心得
焦らずゆっくり
初心者にとっては全てが未知の世界です。
ブーツを履くことから始まり、リフトに乗ること、滑ること、経験者にとって当たり前のことができません。
スキー場についたらすぐに滑りたくなりますが、心の準備の無いまま頂上に連れて行かれても恐怖しかありません。
ゆったりペースで進めましょう。
相対的に女子は男子に比べ体力・筋力がないので(中にはめっちゃ体力、元気がある子もいます)、途中も休憩を多めにとるよう心がけましょう。
アドバイスは1つずつ、ちょっとでもできたら一緒に喜ぶ
人は同時に2つも3つも意識することはできません。
「目線は進行方向で、足首使ってエッジ立てて、膝は程よく曲げて、重心移動してねー」なんて言われてできる訳ないですよね。
アドバイスは一つずつにしましょう。
そしてちょっとでもできたら一緒に喜びましょう。
楽しむことが一番
スノーボードを好きになるか嫌いになるかはほぼ1回目で決まると言っても過言ではありません。
最初に「痛くて」「寒くて」「辛い」ものとインプットされてしまえば二度と行きたくなくなるでしょう。
上達するのも楽しみの一つですが、スキー場という非日常の場所で、ワイワイできるだけでいいものです。
『雪と戯れる』くらいの気持ちでスノーボードデビューは十分ですので、食事や温泉などセットで雪山を楽しんでください♪
楽しければまた次行こう!となりますよね。
まとめ
スノーボードを教える、というと難しく考えてしまいますが、大事なのは「怪我なく」『楽しむ』ことです。
せっかくですので相手の雪山デビューを一緒に盛り上げましょう。
また、初心者にスノーボードを教えるというのは実際は結構難しいものです。
半日だけスクールを活用するのもオススメですよ。
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