北海道の北東部に位置しオホーツク海に面した知床半島は今も自然豊かな場所として有名です。2005年には世界遺産に登録されました。
知床半島には知床八景と呼ばれるスポットがありますが、そのうちの5ヶ所、「知床五湖」「プユニ岬」「オロンコ岩」「オシンコシンの滝」「知床峠」を巡ったのでご紹介します。
知床八景とは
- 知床五湖
- カムイワッカ湯の滝
- オロンコ岩
- フレペの滝
- 知床峠
- オシンコシンの滝
- 夕陽台
- プユニ岬
知床八景とは上記の8ヶ所。この中から、「知床五湖」「プユニ岬」「オロンコ岩」「オシンコシンの滝」「知床峠」に行ってきましたので1つずつご紹介します。
【知床八景1】知床五湖
「知床五湖」は知床連山をバックにオホーツク海沿いに位置する5つの湖で、神様が指をついてできたという伝説があります。一湖から五湖までを巡れる遊歩道「大ループ(1周約3km、90分)」と一湖と二湖を巡る遊歩道「小ループ(1周約1.6km、40分)」があり、時期により利用条件が異なります(ヒグマの出没状況によって変動)。今回は、開園中いつでも無料で入れて一湖まで行ける「高架歩道(往復約1.6km、40分)」を歩いてきました。
駐車場に車を停めて(¥500)、綺麗に整備された高架歩道を歩きます。
朝一に行くと人も少なく、気持ちの良い木道歩きができました。
遠くをエゾジカが歩いています。ヒグマが高架下を歩いていることもあるそうです。
前日に登った羅臼岳は半分雲に覆われていますが、特徴的な三角形の山容は分かります。
一湖まで歩いてくるとこの景色!!!羅臼側から流れる雲を知床連山が堰き止めているようです。一番右の三角ピークが羅臼岳で一番左のピークが知床岳。
天気は下り坂の予報でしたが、朝一は本当に気持ちのいい空と青く美しいオホーツク海を眺めながらの散策を堪能できました。
【知床八景2】プユニ岬
ウトロ港周辺を一望できるスポットで、オホーツク海に沈む夕陽を眺めるのに最適。
夕陽待ちをしていると、近くにエゾジカが出てきました。プユニ岬から知床五湖の間は車で走っているとかなりの確率で動物に出会えます。こんなところも知床の魅力ですね。 ただし、相手は野生動物。餌付けをしないなどは当然ですが、ヒグマと人の距離感など注意しなければならないことがあります。知床自然センターでは知床の自然を学ぶことができますし、事前にヒグマ対策の取り組みを読んでおくことで自然豊かな知床半島をより深く理解できるでしょう。
【知床八景3】オロンコ岩
オロンコ岩はアイヌ語で「そこに座っている岩」を意味し、この岩で先住民族が戦ったという逸話が残っているそうです。170段の階段を上り高さ約60mの岩の上へ出るとオホーツク海や知床連山を一望できます。
ウトロ漁港や市街地も見渡せます。オロンコ岩の隣にはゴジラ岩も!また、オロンコ岩の上にはエゾジカが立ち入れないことから植物も豊富で色々なお花が見られます。
さらにオロンコ岩の岸壁にはオオセグロカモメが営巣しており、目の前を飛んでいきます。カモメの姿を上から見られるのもなかなか無いですよね。
【知床八景4】オシンコシンの滝
日本の滝100選にも選ばれている「オシンコシンの滝」はアイヌ語で「そこにエゾマツが群生するところ」という意味。断崖から流れ落ちる滝のすぐそばまで遊歩道で近寄れるのでとても迫力があります。
【知床八景5】知床峠
最後は斜里町と羅臼町を結ぶ知床横断道路にある「知床峠」。写真が無いのは残念ながら知床峠を越える時は霧で真っ白で何も見えなかったから…(泣)。前日に羅臼岳に登った時は天気が良かったので、羅臼岳頂上から見た知床峠を貼り付けておきます。本来は知床峠から羅臼岳が目の前に見られます。 またいつか行きたいところ。
知床には魅力的な場所がまだまだあるので必ず再訪したいと思います。
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