冬といえば「雪!」なのは間違い無いのですが、冬にしか見られないものに「氷」もありますね。
今回、戦場ヶ原を訪れた帰りに中禅寺湖の『飛沫(しぶき)氷』を見てきましたのでご紹介します。
しぶき氷とは?
しぶき氷(しぶきごおり)は、氷点下の環境で海や湖の波しぶきが樹木などに氷結して付着する現象である。
Wikipediaより引用
湖そのものが凍るのではなくて、しぶきが樹木などに氷結するというのが珍しいんですね。
国内では支笏湖、猪苗代、そして中禅寺湖が有名なようです。
ちなみに中禅寺湖は大きさ4平方キロメートル以上の自然湖の中では、日本で最も標高の高いところ(標高1269m)にあるんだそうです。
気温が低いのも納得です。
以前晩秋に訪れた際、寒すぎて服装間違えたと後悔しました。
歩道まで飛沫(しぶき)がかかって凍結
さて、中禅寺湖の歌ヶ浜の駐車場に行くと早速見られました。
強風のせいなのか、波が意外と高く、しぶきが歩道まで上がってきています。
それが凍っていくので道もツルツルです。
路面が凍結し、さらに新たなしぶきで濡れるので本当に滑りまくります。
湖岸の樹木はこのように氷が付着しています。
毎年このようになるのだと思いますが、これで枯れないのはすごい生命力と言いますか、強いですね。
湖岸の様子
湖面からの高さは3m以上はあるでしょうか。
ここに波しぶきがあたってこのような氷の造形を作り出します。
時間をかけて育っていくんですね。
足元の倒木や岩も全て凍り付いています。
不思議な形のものも。
近寄って見るとすごい透明感です。
日光白根山の方から吹き付ける冷たい風がこのような景色を作り出すのでしょうか。
ナナカマドの実の赤色が映えますね。
まとめ
冬の中禅寺湖は雪山を歩くつもりの装備であれば全く問題ないのですが、観光気分の格好で行くと、本当に後悔します。
ぜひ暑すぎるかな?と思うくらい暖かい格好で訪れてください。
足元もスケートリンクのように(それ以上?)滑るので湖岸に近づきすぎないようお気をつけて。
ここでコケて骨折とかしたらシャレにならないですもんね。
また、近くでいうと竜頭ノ滝なんかも一部凍っていたりしますので、滝が凍るのを見たことがない方はそれだけでも結構衝撃かと思います。
初夏の新緑や秋の紅葉が魅力の奥日光ですが、冬もまた違った表情を見せてくれますよ♪
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