東北には紅葉が綺麗なことで有名な山がたくさんあります。
今年の秋は子連れで紅葉狩りへと思い、評判の良い栗駒山(1,626m)に狙いを定めました。
そして紅葉のタイミングと天気予報と睨めっこして休みの取れた日に行くことができました。
神の絨毯は確かに美しかったです。
登山日:2020年10月7日
栗駒山の登山コース
宮城県、秋田県、岩手県の三県にまたがる栗駒山は標高1,626m、二百名山にも選ばれています。
かの深田久弥氏も「栗駒山は百名山に入れるべきであったかもしれない」と言ってるほど。
登山コースは複数ありますが、秋田県側の「須川温泉」か、宮城県側の「いわかがみ平」登山口から登るのが一般的です。
今回使った宮城県側のいわかがみ平からは「中央コース」と「東栗駒山コース」があり、「中央コース」は道もよく整備され標準コースタイムも登り90分、下り70分と初心者向きです。
「東栗駒山コース」は登り120分、下り90分の沢沿いのルート。沢沿いは滑りやすいため下りよりも登りで使った方が良いでしょう。こちらのコースは東栗駒山からの景色も素晴らしいためおすすめです。
「中央コース」のピストンか「東栗駒山コースで登って、中央コースで下る」方が多いように感じました。
(我々は子供の体調次第では中央コースをピストンすることを視野に入れていたため逆コースを歩きました)
いわかがみ平でご来光
自宅から遠いため今回は車中泊。夜中1時ごろでいわかがみ平の第一、第二駐車場はほぼ満車、朝5時に起きると第三駐車場までいっぱいになっていました。
平日だというのに恐るべし、栗駒山、、、
トイレはいわかがみ平第二駐車場にあります。
日の出を迎えます。気温は一桁。風があるため寒く感じます。
ご来光は何度見てもいいですね〜。
日中は曇りの予報ですが、朝は日が差してくれました。
いわかがみ平から中央コースを登る
ゆっくり準備をしているうちに7時のシャトルバスで下の駐車場から続々と皆さん上がってきました。
奥のレストハウスに登山届ボックスがあります。
レストハウスに向かって左手から中央コースを上がっていきます。よく整備された登山道。
10分も登らないうちにいきなりこの景色!何これ良すぎ。
奥に見えるのが栗駒山のピークですね。
ワタクシと防寒着でモコモコの娘。
街中にいるとまだ秋を感じにくいですが、山の上は紅葉真っ盛りですね。
序盤から栗駒山が人気の理由がわかった気がします。
紅葉に包まれた登山道。
平日ですが中央コースは登山者は多く連なって登る感じでした。
神の絨毯と山肌の紅葉
見て、これが「神の絨毯」ですよ!素晴らしすぎやしませんか?
標高をあげていくと眼下に紅葉の絨毯が広がります。
一方で、栗駒山の山肌の岩と緑と赤のコラボもまた魅力的。
360度綺麗すぎて…
こちらは東栗駒山の稜線。登山者が見えますね。
望遠レンズであちこち切り取るのが楽しい。
ちょうど見頃に来られてよかった。
徐々に雲が出てきて、特に頂上付近はガスに包まれてしまいましたが、写真的にはしっとりとした紅葉もいいです。
赤と黄色の混ざり方が絶妙ですなぁ。
栗駒山頂上
標準コースタイム1時間半のところ紅葉で立ち止まってばかりで2時間強かけて頂上に登頂。
ただ、霧に包まれ風もあったため、すぐに下りました。
帰りは頂上から10分ほどのところにある分岐から東栗駒山コースを下ります。
東栗駒山コースを下る
赤や黄色の紅葉ばかり注目されますが、草紅葉も渋くて最近好きなのです。
こういうのが綺麗と感じるようになったのは歳か?ともちょっと思うのですが(笑)
霧の草紅葉。
稜線歩き。
下界は日が出てそう。
晴れていれば栗駒山が見えるはずですが…
お、ちょっと霧が晴れてきた?
ワタクシ
完全には顔を出してくれませんでしたが、先ほど登ってきた栗駒山です。
天気が良ければのんびりしたい場所。
東栗駒山頂上
満足したので下りていきましょう。
東栗駒山から下も紅葉をまだまだ楽しめます。
両脇に広がる紅葉。
中央コースを登る人々。
沢沿いの紅葉がこれまた良い。
こちらの沢から下が滑りやすい場所が多く、東栗駒山コースは登りで使った方がいいコースだと思いました。
後半はぬかるんだ道でスリップに気をつけながら慎重に下山。
お疲れ様でした。
紅葉をゆっくり愛でながら休憩含めてトータル5時間の登山でした。
関東から行くには距離がありますが、栗駒山はなだらかな山容全体が色づく素晴らしい場所。須川温泉側からのコースもありますし、再訪したい山となりました。
今回使ったカメラ
α7III + Tamron 70-180mm F2.8
EOS6D + EF16-35mm F4