赤ちゃん連れでハイキングや登山をすることはできるのでしょうか。
夫婦で全国の山を登ってきましたが、娘が生まれて家族で自然を楽しみたいと思った時に、子どもが小さいうちから連れて行っていいものか悩みました。
いくら山に慣れていても子連れとなれば勝手が違います。
夫婦で話し合い、子どもの安全と子どもにとって良い刺激となることを第一優先として山へ出かけることにしました。
そのためには準備と計画が重要です。
親子登山を始めるにあたって、1回目はおでかけ慣れを目的に戦場ヶ原ハイキング(ほぼ散歩)に出かけました。
赤ちゃん連れ登山はいつから?
ベビーキャリアの対象年齢は生後6ヶ月〜3歳ぐらいのものが多く、生後半年で山へ連れて行っている情報もちらほら見かけます。
友人の話なども合わせるとなんとなく8〜10ヶ月くらいで山デビューの声をよく聞くのと、実際に出かけられそうな感覚になったのが8ヶ月だったため、このタイミングで山へ出かけることにしました。
子供の安全が第一ですので、いきなり登山ではなく前段階として平坦な道のハイキングを計画しました。
赤ちゃん連れハイキングの計画
まずは街である程度おでかけ慣れしておくのも大事ですね。
一つずつステップアップするように計画を立てました。
大人だけの場合と違い、乳幼児連れでは「授乳」や「オムツ替え」、「着替え」などを考える必要があります。
1回目は車移動と現地で数時間過ごすことに慣れるのが目的。
自宅から車でアクセスしやすく土地勘のある戦場ヶ原でハイキングデビューすることにしました。
赤ちゃん連れハイキングの持ち物
①抱っこ紐
②ケープ
③哺乳瓶
④粉ミルク
⑤水筒(ミルク用のお湯)
⑥オムツ
⑦オムツ替えマット(吸水シート)
⑧着替え
普段は母乳育児ですが、念の為粉ミルクも用意しました(山に限らず普段のおでかけでもそのようにしています)。
抱っこ紐はエルゴ「アダプト」クールエアメッシュを使用。
腰ベルトもしっかりしているため長時間の抱っこでも身体に負担はかかりにくく愛用しています。
平坦な道ということもあり、いきなりベビーキャリアを購入するのではなく、まずは抱っこ紐で歩いてみることにしました。
*その後、ベビーキャリアを購入しました。
スケジュール
現地でのスケジュールは以下のようにしました。
①8:00 現地到着
②8:00~9:00 三本松駐車場近辺散策
③9:00~9:25 車内で授乳
④9:25~9:30 赤沼駐車場に移動
④9:30~11:30 赤沼〜戦場ヶ原展望デッキハイキング
⑤11:30 現地出発
季節は気候の良い2020年6月上旬。
ハイキングと書いていますが、実際には観光程度のお散歩です。
車での往復を含めておでかけ慣れを重視しました。
三本松周辺を散策
三本松駐車場に車を止めて、子供を抱っこしながら周辺を散策することにしました。
訪れた6月上旬はズミが見頃を迎えており、素晴らしい景色。
ズミはリンゴの野生種で白い桜のような花を咲かせます。
三本松駐車場の脇にはベンチが設置された芝生があるので、この辺りを散歩しながら1時間ほどゆっくりしました。
男体山の眺めも最高です。
1時間ほど散策したら一度授乳のため車内で休憩しました。
戦場ヶ原を散策
三本松から赤沼駐車場へ移動し、今度は戦場ヶ原へハイキングです。
2019年の台風の影響で、戦場ヶ原の木道が途中通行止めになっており、今回は途中の展望デッキまでを往復することにしました。
普通に歩けば片道20分くらいだと思いますが、我々は森林浴を楽しみ写真を撮りながらのんびりと散策です。
戦場ヶ原には何度も来ていますが辺り一面ズミが満開になるとは知りませんでした。
今年のズミは当たり年なようです。
森はハルゼミやウグイスの鳴き声が賑やかです。
湯川に沿って戦場ヶ原の木道を歩いていきます。
展望デッキまで来ると目の前に男体山!
そしてワタスゲも見頃!!気候も良くハイキングデビューにはいい日でしたね。
娘も周囲の景色が気になるようで抱っこ紐から顔を出してキョロキョロしています。
ゆったりと時間を過ごして駐車場に戻りました。
ハイキングというには短い距離ですが、授乳のことや娘の様子がどうなるか未知数だったため、今後の親子登山の練習としてちょうど良かったと思います。
帰りの車は娘はチャイルドシートでぐっすり眠って家に到着後もご機嫌だったので1回目のハイキングデビューとしては成功です。
最初はどうなるかと思いましたが夫婦とも自然の中でとても良い気分転換になりました。
ベビーキャリアを購入して登山デビューしました。
使用したレンズ