普段は水が流れていない幻の滝。
大雨が降った後にしか見られない「おしらじの滝」 をご存知でしょうか。
梅雨だからこそ見られるチャンスのある景色を撮影しに行ってきました。
アクセス
東北自動車道「矢板IC」から約40分、県道56号沿いに山の駅「たかはら」が見えてきます。そこから那須塩原方面へ更に5分ほど車で走った右手に整備された駐車場があります。
そこから足場の悪い道を10分ほど森の中へ歩いていくと「おしらじの滝」があります。
行き方を説明しにくい場所ですが秘境感満点です。
近くには最近人気が出ているスッカン沢「雄飛の滝」もありますのでセットで行くのもいいでしょう。
【注意点】
- スマホ・携帯等の電波が圏外
- 道は滑りやすい箇所もあるので、スニーカーまたは登山靴で注意して行きましょう
【撮影記】大雨の翌日、ぬかるんだ道を行く
たっぷりと雨が降った翌日、時間帯は夕方ですが「おしらじの滝」の水が流れているのではないかと期待して行くことにしました。
豪雨の後だけあって、道はぬかるんでいてかなり滑りやすい。
スニーカーで行くにしても汚れるのを覚悟した方がいいレベルです。
【撮影記】知る人ぞ知る幻の滝「おしらじの滝」
駐車場から10分弱。
大きな岩を回りこむと、目の前に「おしらじの滝」がドドンと。
写真で見るよりも迫力があります!
滝壺を囲むように大きな岩が張り出していて特別な空間を作っています。
先に撮影している方がいらっしゃったので邪魔にならない範囲で三脚を立てて撮らせてもらいます。
1日の中でも水量の変化があるので、この方はここで4時間撮影しているとか。。
【撮影記】滝の撮影
まずは雨の降った後にしか現れない滝と言うことで、滝そのものにスポットを当てて撮影します。
滝の両脇にある深みのある緑が美しく、露出はアンダー気味に。
そしておしらじの滝と言えば、この滝壺。
「しらじ」が壺と言う意味だそうです。
夕方で既に光が無いため暗めのグリーンですが、この深みが秘境を感じさせます。
滝上の空間は入れずに、岩壁で囲まれている様子を切り取りました。
24mmでは入りきらないためレンズを替えて16mmで撮影しています。
滝壺右手の岩壁にある緑が印象的だったので、手前に入れて撮影。
手前のコケにもピントが合うようにf11まで絞っています。
おしらじの滝は岩に囲まれている感じが特徴的でその雰囲気を出せるよう構図を調整しました。
今度は滝壺の逆側に移動してストレートに滝の流れから滝壺を撮りました。
縦構図で苔むした岩を手前に入れて。
日の入り直前で流石に暗くなってきて絞るとシャッタスピードが長すぎるのでISOもここから少しずつ上げています。
最後に高台に登って全体を一枚。
滑りやすいので注意して撮影しました。
スッカン沢もそうですが、シダや苔、地衣類が付着した渓谷の岩がカッコ良い。
もう少し時間が欲しかったですが、真っ暗になってしまうので帰ります。
付近では熊も出るようなのでご注意を。
撮影機材
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