群馬県にある百名山の『武尊山』。
「ほたかやま」と読みますが、北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山と呼ばれることもあります。
スキーやスノーボードをやっていればオグナ武尊や武尊牧場などスキー場から何となくの場所が分かるかもしませんが、一般人には聞き慣れない山。
沖武尊から見る剣ヶ峰山の景色がとにかくカッコいいので今回ご紹介したいと思います。
- 今回の登山ルート
- 武尊神社登山口から出発
- 剣ヶ峰山分岐を左に、手小屋沢避難小屋分岐まで登る
- 足元の植物
- 傾斜が上がり岩場、鎖場が続く
- 武尊山山頂(2158.3m)到着
- 剣ヶ峰山を目指す
- 剣ヶ峰山到着
- 下山
- 沢で防水カメラで遊ぶ
- おまけで裏見の滝
- まとめ
- こちらの記事もどうぞ
今回の登山ルート
標準コースタイム:7時間10分
登り(武尊神社〜武尊山):3時間40分
稜線(武尊山〜剣ヶ峰山):1時間
下り(剣ヶ峰山〜武尊神社):2時間30分
*登山日:2015年6月13日
武尊神社登山口から出発
今回は、最高地点の武尊山(沖武尊)と尖ったピークが特徴的な剣ヶ峰山の両方を周回できる贅沢ルートです。
穂高神社の登山口は裏見ノ滝観瀑台の入り口にもなっていて駐車場とトイレがあります。
武尊神社登山口の駐車場で登山届けを出して出発です!
こちら武尊神社の前を通ります。
安全登山ができますように。
本日のコースは岩場も多いということで身軽な格好にしました。
いつもフルサイズカメラにズームレンズをつけているのですが、フットワークを軽くするため行動中は50mm単焦点レンズ1本で行くのが裏テーマになっています。
今回の持ち出した単焦点レンズはキャノンのEF50mmコンパクトマクロという1987年発売のレンズ。EF50mm F2.5 コンパクトマクロ - キヤノンカメラミュージアム
オートフォーカスは遅くジーコジーコうるさいレンズですが、軽くて意外としっかり写るので気に入っています。
コースの方は林道を進んでいくと剣ヶ峰山分岐に出ます。
左に曲がって時計回りで周回します。
剣ヶ峰山分岐を左に、手小屋沢避難小屋分岐まで登る
剣ヶ峰山分岐から手小屋沢避難小屋分岐まではブナ林の中を1時間登っていきます。
ここは途中急登もあり景色もないため辛い時間帯。
気温が高すぎないのが救い・・真夏は汗だくになりそうです。
尾根に出たところが手小屋沢避難小屋分岐になります。
ここで一休憩。
新緑が眩しい。ツツジが咲いていますね。
お!剣ヶ峰山だ!
途中、右手に剣ヶ峰山のピークが見えて元気が出ます。
と同時にあんなところまで行くのか〜と遠さを感じます。
ただ歩いていれば意外と進むもので、見ていると遠い場所も一歩一歩進めば着いちゃうんですよね。
足元の植物
6月はツツジやシャクナゲが見られます。
山では遠景だけでなく足元の花にも目を向けたいですね。
傾斜が上がり岩場、鎖場が続く
尾根を進んでいくと、岩場が増えてきて鎖場が何箇所も出てきます。
そこまで危険な所はありませんが雨で濡れていたら滑らないように注意ですね。
下りには使いにくいので、周回する場合は今回のように時計回りが安全でいいと思います。
途中雪が残っていました。
標高が上がってきたところで横を見ると絶壁。
そして剣ヶ峰山が、目の前に。
武尊山山頂(2158.3m)到着
登山口から3時間半で山頂2158.3mに到着〜!
三角点!
山頂から剣ヶ峰山方面の稜線の景色が抜群。
これが見たかったんですよね〜!
早めのお昼休憩です。梅雨の晴れ間に来ることが出来て良かった。
剣ヶ峰山を目指す
武尊山から剣ヶ峰山へは一度急坂を下っていくことになります。
ここの稜線は常に目の前に剣ヶ峰山を見られるのでとても楽しい。
ついつい撮影で足が止まってしまいます。
右手の遠景は上越の山々でしょうか。
額縁構図で剣ヶ峰山を収めました。
カッコいいなぁ・・
単焦点レンズだと画角が決まっている分、普段より構図を考えながら撮る気がします。
この稜線上でも花が咲いていました。
また登り返すことにはなりますが、景色がいいので許せます(笑)
振り返れば先ほどまでいた武尊山。
こちらは剣ヶ峰山に比べ、どっしりとした山容ですね。
剣ヶ峰山まであと100mの分岐です。
剣ヶ峰山到着
剣ヶ峰山から武尊山(沖武尊)山頂を眺めます。
頂上のスペースは狭いので武尊山山頂でゆっくりしてきて正解でした。
景色的には向こうから見たほうが良かったかな。
下山
今回は周回コースなので武尊神社を目指して下りていきます。
写真が全然ありませんが、木の根や岩が多い急な道をひたすら下っていきます。
我々が歩いた時はそこまで酷くなかったですが、雨の後などは泥道が酷いという話を聞くコースになります。
沢で防水カメラで遊ぶ
下りにも飽きてきた頃、沢が出てきました。
小さな沢ですが、この日オリンパスの防水カメラTG-850を持ってきていたのでちょっと遊びます。
小さな滝ですが水面近くから新緑を入れて。
防水カメラなんだし滝壺を撮ってみます!
手前の川底に光が当たって綺麗ですね〜。
これは防水カメラの良さ。
もう少しチャレンジ。
新緑、滝、水中全部良いところどり。
ちょっと斜めにすることで全部入りました〜。
レンズを半分水に漬けるのが難しく何枚も撮りました 笑
満足したので、帰りましょう。
剣ヶ峰山分岐まで戻ってきました。
無事下山です。長いコースでした。
おまけで裏見の滝
下山後に駐車場の隣にある裏見の滝へちょっと見に行ってみます。
結構下っていくので帰りは登らなきゃいけないのですが。
落差50mの滝で、名前の通り元々は滝の裏側に回れたようです。
現在は落石の危険があるためそちらの遊歩道は進入禁止になっていました。
まとめ
群馬にある百名山の一つ『武尊山』は谷川岳などに比べると知名度は低いですが、剣ヶ峰山のピークへ繋がる稜線の景色がカッコよくてオススメです。
今回のコースは、武尊山(沖武尊)のピークまで標準コースタイムで3時間40分登り、そこからアップダウンを経て剣ヶ峰山を踏んで、長い下山コースを下る、という体力のいるコースです。
岩場や急坂が多いのである程度登山に慣れて体力がついてから挑戦すると、楽しめるでしょう。
こちらの記事もどうぞ
ブログランキング参加しています。
もしよろしければクリックお願いします。