栃木の日光にある百名山、男体山。
中禅寺湖の畔にあり、戦場ヶ原や奥白根山(日光白根山)などを見渡せます。
春から秋まで開山しているのですが、令和元年となる2019年から4月25日開山となりましたので早速登ってきました。
今回の登山ルート
二荒山神社〜男体山ピストン
標準コースタイム:登り3時間20分、下り2時間15分
*登山日:2019年4月28日
開山時期
- 4月25日〜11月11日
- 毎朝6時開門
*7月31日〜8月7日のみ男体山登拝講社大祭のため午前0時開門
男体山は山自体が二荒山神社の御神体で敷地となっている神聖な場所なため、入れる時期と時間が決められています。
例年5月〜10月が開山時期でしたが、2019年より「4月25日〜11月11日」に変わりました。
この期間中、毎朝6時に登拝門が開門します。
二荒山神社から入山
朝6時に開門するため5時半過ぎに到着するように行きました。
駐車場近くにトイレもあります。
準備をして社務所で入山料500円を支払い、お守りをもらって出発です。
社務所の方の話では今朝は-3℃まで冷え込んでいて頂上は-10℃近いのではとのこと。
上は雪が残っているのでアイゼン持参です。
こちらが登拝門で、開山時(春〜秋)のみ開きます。
例年は5月5日のところ、2019年から4月25日開山となりました。
ここをくぐると最初からいきなり階段で急登。
登り始めは身体が慣れていないので意識してゆっくり歩きます。
1合目から山道に入ります。
朝日が入ってきます。
風が冷たいですが歩き始めればすぐに身体が暖かくなってきます。
春・秋の登山では動けば暑く止まれば寒いみたいなことが多いのですが、パタゴニアのR1が使いやすくて常用しています。
3合目。
左側にショートカットコースがあります。
3合目から4合目までは舗装路です。
ウォーミングアップにちょうど良いですね。
振り返れば中禅寺湖が綺麗に見えてきます。
4合目から本格的な登山道
4合目の鳥居。
ここから本格的な登山道となります。
霜柱やつららが寒さを物語っています。
5合目の避難小屋です。
今のところ調子がいい。
そこからさらに登っていき開けた場所で振り返ると・・
おー、富士山まで見えます。
手前の中禅寺湖に張り出している半島は八丁出島。
6合目から先でまた林の中に入ると雪が目立ってきます。
完全なアイスバーンなので慎重に。
一歩一歩標高を稼いでいきます。
中禅寺湖を挟んだ向かい側は半月山です。
7合目!
大きな岩を乗り越えるようにして登っていきましょう。
この鳥居が見えたらもう一踏ん張りで8合目です。
8合目の避難小屋です。
8合目の大岩の下に滝尾神社が祀られています。
この辺りからはしっかり雪が残っています。
アイゼンを付けて登っていきます。
光に照らされる雪が美しい。前日に雪が降ったようです。
左手が開けると奥白根山が姿を表します。
9合目から先、この階段を登っていけば頂上です。
中禅寺湖もバッチリ拝めます。
奥白根山の手前に見えるのは戦場ヶ原です。
男体山頂上
日光二荒山神社奥宮
今回は2時間40分程で頂上にある日光二荒山神社奥宮に到着。
昔来た時は山に慣れていない友人と一緒でしたが登山初心者には長い登りですよね。
その時は4時間くらいかかった記憶があります。
大剣
奥宮の右手へ進んでいくと男体山のシンボル的存在である大剣があります。
前回登ったのは2011年で、大剣は2012年に腐食により折れてしまったらしいので、今回新しくなった大剣を初拝みです。
三角点
大剣の後ろに隠れてしまっていて気づきにくいのですが、ここに三角点があります。
もともと男体山の標高は2,484mとされていましたが、大剣が刺さっている岩があるので今は『2,486m』となっています。
良縁の鐘
良縁の鐘。
叩くとめちゃくちゃ響いてちょっと恥ずかしいです(笑)
二荒山大神
大剣や良縁の鐘と反対側の、奥宮に向かって左手には二荒山大神。
太郎山神社
更に尾根伝いに進むと、太郎山神社があります。
奥に奥白根山があってこの景色最高ですね。
頂上からの景色
左から中禅寺湖、戦場ヶ原、奥白根山。
男体山(父)の隣に二百名山に数えられる女峰山(母)。
更にそのお隣に三百名山の太郎山(子)。
燧ケ岳をはじめとした尾瀬方面の山々。
火口のようになっています。
男体山も火山で、その噴出物が川を堰き止めて中禅寺湖が出来たそう。
中禅寺湖の遊覧船が見えますね。
関東平野が一望できます。
写真だと分かりづらいですが筑波山が見えます。
下山
あまりに景色が良く、2時間以上堪能してしまいました。
帰りも同じ道を下っていきます。
下っている最中にも続々と登ってきます。
以前よりトレランシューズで登る方も増えましたね。
ひたすら下っていきますが久しぶりの登山で足に疲労が。
神社まで帰ってきて本日の山行終了です。
まとめ
2019年開山したての男体山に夏山トレーニングを兼ねて登ってきました。
男体山は登山道も整備されていて迷うなどの心配はあまり無いと思うのですが、とにかく長時間登るということで登山初心者には辛く修行の山となりがちです。
ただ、それだけに達成感はありますし、晴れた日は360度展望が良いので、「ある程度山に登って体力がついてきたので長い行程に挑戦したい」という方にオススメですね。
5月上旬まではアイゼンを持っていきましょう。
こちらの記事もどうぞ
ブログランキング参加しています。
もしよろしければクリックお願いします。