尾瀬を囲むように位置する至仏山と燧ケ岳。
どちらも魅了的な山です。
至仏山は本格的な山開きの前に、GWの一時期入山することができます。
(5月上旬〜6月は登山道閉鎖となります)
今回は日帰りで至仏山に登って滑走するルートについてご紹介します。
*相応の登山経験・知識・技術が必要です。
アクセス
鳩待峠の登山口から入山します。
夏はマイカー規制があるのですが、例年道が開通する4月下旬〜GWは鳩待峠まで車で上がれるようになります。
ただし、津奈木のゲートは夜間閉鎖です。
また、手前の戸倉の駐車場からバス・乗り合いタクシーで鳩待峠までの運行もあります。
今回のコース全体像
- 鳩待峠〜小至仏山〜至仏山〜滑走〜川上川渡渉〜鳩待峠
*年により雪の状況が違います。地形判断ができる人の同行をお薦めします。
下記は昨年度の情報です。
平成30年シーズンの「至仏山の利用ルール」のお知らせ | 尾瀬保護財団
*今回の登山記録は2015年4月29日のものです。
ゲートオープン待ち
夜中のうちに移動したのですが、ゲートが開くのは朝になってからです。
GW初日で山に入る人は結構いるようで車の列ができています。
皆さん好きですね〜笑
鳩待峠から登山開始
ゲートから鳩待峠まで車で入り、準備をします。
トイレはここで済ませておきましょう。
登山届を提出して出発です。
空を見上げれば快晴!
狙ってきてはいるのですが、やはり天気がいいと気持ちがいいですね。
ただ、日焼け止めとサングラスは必須ですよ。
足元はアイゼンを使う人とスノーシューを使う人と半々くらいでした。
今回は新雪は無いのでアイゼンでも沈むことはありません。
徐々に標高を上げていきます。
後ろを振り返ると堂々とした燧ヶ岳が見えてきました!
至仏山方面です。
尾根沿いにあのピークを目指して歩きます。
冬は滑ってばかりなので久しぶりの登山。
使う筋肉が違います。
息が上がらない程度で一定のペースで登っていきましょう。
途中の沢地形でスノーボードで遊べるところがあるので1本だけ滑ります。
グループで滑っている人達もいました。
みんなテンション高い!
登山組もいますがバックカントリーの人が多い印象です。
この景色!
パノラマで撮りたくなります。
至仏山(2,228m)頂上に到着
写真だとあっという間ですが3時間ちょっとで頂上に到着。
360度、最高の眺めです!!
群馬方面の山々。
尾瀬ヶ原が目の前。
その先に象徴的な燧ヶ岳が見られます。
登山の場合はヒップソリを持ってきている方が多かったです。
これも楽しそうです♪
それにしても燧ヶ岳いいですねぇ。
下りはスノーボード滑走
1時間ほど頂上でゆっくりしてから、いよいよ滑走開始です。
今回はワル沢の北側に滑り降ります。
降りていく沢を間違えないように気をつけます。
雪質は悪くなく、板がよく走ります。
樹林帯に入ってから斜度が緩いながらもほとんど止まることなく川上川までたどり着けました。
登った時間の割には滑る距離は短く、ちょっと物足りないかな、という感じではありますが、快晴の中残雪登山をして滑れるだけで幸せです。
最後は、鳩待峠に登り返して終了です。
登山の場合
登山の場合は至仏山から山ノ鼻に下っていきます。
夏は至仏山〜山ノ鼻間が登り専用となるため、この時期限定のコース取りとなります。
山ノ鼻からは鳩待峠に戻ります。
まとめ
尾瀬国立公園に位置し、日本百名山の一つでもある至仏山。
夏の尾瀬との組み合わせはもちろん間違いなくいいのですが、残雪期も魅力的な山だと思います。
バックカントリーツアーなどもあるので初めての場合はそういうものを利用するのもオススメです。
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