2018年のゴールデンウィーク。
天気のいい日を狙って立山へ行くことにしました。
本当は雷鳥沢でテント泊をしたいけれども我が家のシュラフはモンベルのダウンハガー#3なので秋の涸沢でも結構寒い(寒がりです)。
GWと言えども日によってはかなり気温も下がるため寒さに耐えられないでしょう。
という訳で、朝一のケーブルカーで上がって夕方までみっちり楽しむことにしました。
- アクセス
- 立山駅から室堂へ
- 快晴の中、室堂を出発
- ミクリガ池で早速、ライチョウとご対面。
- アイゼンを装着して一ノ越へ
- 一ノ越から裏銀座や槍ヶ岳を一望
- ライチョウに遭遇しながら浄土山まで登る
- 浄土山まで上がると360度絶景
- 室堂へ下山
- 下山後は『雪の大谷』を楽しむ
- コースタイム
- まとめ
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アクセス
立山黒部アルペンルート
長野と富山の県境に位置する立山(室堂)へは立山黒部アルペンルートを使ってアクセスします。
アクセス方法は2つのパターンがあります。
- 長野県の大町市「扇沢駅」から立山室堂へ
- 富山県の立山町「立山駅」から立山室堂へ
立山黒部アルペンルートは長野と富山を貫くように繋いだ山岳観光ルートでバスやケーブルカーを乗り継ぐことで行き来できるようになっています。
黒部ダムを観光したい場合は長野県側からアクセスした方がいいのですが、過去に訪れたことがあったので、今回は富山県側から入ってみることにしました。
料金
立山側からアクセスするメリットは室堂までの料金が半額くらいで行けることですね。
また、乗り継ぎが1回なので楽です(扇沢側からだと乗り継ぎ3回)。
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大人 |
小人 |
立山駅→室堂 |
片道 |
¥2,430 |
¥1,220 |
往復 |
¥4,310 |
¥2,160 |
|
扇沢 →室堂 |
片道 |
¥5,860 |
¥2,930 |
往復 |
¥9,050 |
¥4,530 |
駐車場
立山駅駐車場
無料駐車場 約900台
臨時駐車場 約600台 ※混雑時のみ対応・無料
扇沢駐車場
有料駐車場 350台
無料駐車場 230台
臨時駐車場 600〜800台 ※混雑時のみ対応
立山駅から室堂へ
朝一のケーブルカーを狙っていたのですが、始発は6時だというのに、切符売り場の前に4時半頃にはすでに列が・・・。
おそるべしGW。
なんやかんやで6時10分のケーブルカーに乗れることになりました。
バスに乗り換え、室堂まで上がって行きます。
立山から室堂まで約1時間半です。
快晴の中、室堂を出発
室堂のターミナルで登山届を出し、雪崩情報などをチェックします。
入山指導員の方が最新の情報を丁寧に教えてくださいました。
こちらのページ(立山室堂 山岳スキー情報)から登山届をあらかじめダウンロードして記入して行くと現地でスムーズに提出できます。
天気予報を1週間前からチェックし予定日を2日作っていただけあって、狙い通り快晴!!
立山連峰の向こう側から太陽が上がってきて最高の朝です。
雪原の中歩くのは気持ちがいい。
まずはミクリガ池を目指して散策です。
左手には奥大日岳がどっしりと構えています。
雷鳥沢に泊まりならあそこまで行くのもいいでしょうね。
ミクリガ池温泉まで来ました。
標高2410m、日本一高い場所にある温泉です。
ミクリガ池で早速、ライチョウとご対面。
ミクリガ池は雪解けが進み、池の一部が顔を顔を出していました。
コバルトブルーが美しい。
ミクリガ池周辺はライチョウが多く、出会える可能性が高いです。
過去、夏には何度も見ているライチョウですが、冬羽である白い状態を見たことがないんですよね。
時期的に真っ白な完全な冬羽ではないけど、今回はそんなライチョウに会いたい!というのが目的の一つ。
早速、ミクリガ池で2羽のライチョウに遭遇!
この冬羽から少し夏羽に変わってるくらいが一番かっこいいなぁ。
オスは目の上が赤く目立ちます。
この時期は繁殖期で縄張り争いのためあちこちで活発に動き回っています。
警戒心は薄いですが、あまり近づきすぎないように写真を撮らせてもらいます。
ライチョウに満足したら、一ノ越を目指して歩いて行きます。
時間はたっぷりあるので、景色を楽しみながら。
アイゼンを装着して一ノ越へ
ミクリガ池を一周する形で今度は一ノ越を目指しますが、少し斜度が出てくるので途中でアイゼンを装着します。
大した標高差ではないですが、目線が上がるとまた景色が良いです。
雷鳥沢のテント村が見えます。
一ノ越から裏銀座や槍ヶ岳を一望
一ノ越まで登り切ると、目の前は長野方面。
鷲羽岳や水晶岳、その奥に槍ヶ岳がしっかり見えます!
右手には円錐型が特徴的な笠ヶ岳も。。
バックカントリーにやってきたグループはここから板を履いて目の前の斜面を滑って行きます。
良いなぁ〜。
今回は登るのがメインですが、いつか板も持って来ましょう。
ここからは左手の雄山方面へ登る人が多いですが、夏に別山〜雄山まで歩いたことがあるので、今回は右手の浄土山を目指します。
ライチョウに遭遇しながら浄土山まで登る
この辺りから見る奥大日岳が形が良くて好きです。
今回、ライチョウに会って撮れたらいいなぁと思っていた構図が、これ。
『奥大日岳をバックにライチョウ』
かっこいいっすなぁ。
つがい仲良く。
浄土山まで上がると360度絶景
浄土山の南峰には富山大学の研究施設が立っています。
ここまで上がると目の前に薬師岳、野口五郎岳、笠ヶ岳がバッチリ眺められます。
そして振り返ると剱岳!
360度北アルプスのオールスターに囲まれています。
この景色、来た甲斐がありますね〜。
この写真、空撮感ありませんか?
北峰には軍人慰霊碑があります。
その先に行くと、朝出発した室堂やミクリガ池、奥大日岳、剱岳、更に奥には日本海が見えています。
室堂へ下山
今回はぐるっと一周回る形で、下山はそのまま室堂を目指します。
ただ、ここから先の下りは踏み抜きがひどかったので素直に一ノ越へ戻った方が楽でした・・・。
下山後は『雪の大谷』を楽しむ
室堂まで戻ってくると観光客がごった返していて山から一気に観光地です。
観光客の集団に入って行くのは嫌だなぁと思いつつ、やっぱり有名なので雪の壁を見に行きます!
バスよりも背の高い雪の壁です。
この日で一番高いところは雪の高さ17mだそうです!
何がすごいって、除雪技術ですよ。
これだけ積もるのを除雪して室堂まで開通させるんですから。
ちなみに2019年は4/15に開通予定だそうです。
2019年 立山黒部 雪の大谷フェスティバル
4月15日(月)〜6月22日(土)
4月〜6月の期間限定 絶景VIEW雪の大谷を楽しむ!
青空に映える、真っ白の雪の壁
標高2,450mの立山室堂平は、世界でも有数の豪雪地帯。中でも室堂付近にある「大谷」は、吹きだまりになっているため特に積雪が多く、その深さは20mを超えることもあります。この「大谷」を通る道路を除雪してできる、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁が「雪の大谷」です。
観光で行く場合服装にお気をつけください。
下界と違ってだいぶ寒いですので、冬のスキー場に行くつもりで。
ただ晴れると気温は上がるので脱ぎ着しやすい上着があるといいですね。
コースタイム
7:35 室堂ターミナル
7:45 ミクリガ池温泉
8:25 立山室堂山荘
9:30 一ノ越 (休憩 -10:10)
11:15 富山大学立山研究所 (休憩 -11:45)
12:00 軍人慰霊碑、浄土山
13:00 室堂ターミナル
まとめ
「冬羽が残るライチョウに会うこと」と、立山三山(浄土山、雄山、別山)のうちまだ登っていなかった「浄土山に登ること」を目的に出かけました。
天気予報を見て狙っただけあって快晴のもと、残雪登山をすることができました。
次は雷鳥沢キャンプ場に泊まって、ミクリガ池温泉にも入りたいです。
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