MOUNTRIP

登山・スノーボード・カメラのブログ

雪山の日焼け対策どうしてますか?

f:id:mountrip:20190106173738j:plain

雪山に行くと思っていた以上に焼けてしまった経験はありませんか?

黒くなってもいいという方でも、やっぱりゴーグル焼けは嫌ですよね、、

山にこれだけ通ったぜ!って仲間内ではヒーローになれるかもしれないですが下界では白い目で見られます、、(経験談)

 

実は雪山は夏のビーチと比べても紫外線がものすごく強いんです。

そこで今回は雪山の日焼け対策についてご紹介します!

 

 

 

雪山の紫外線

紫外線は太陽から届く光の一部の波長を言います。

地上には主にUVAとUVBが届きます。

UVA: 皮膚の真皮まで届いてシワ、たるみの原因に・・。

UVB: いわゆる日焼け、しみの原因に・・。

雪山は下界より2つの理由で紫外線が強くなります。

f:id:mountrip:20190106140226p:plain

環境省-紫外線環境保健マニュアル2008-を参考に図を作成

 

1.標高の高さによる紫外線量増加

標高が1000m上がると紫外線が10~20%増加すると言われています。

1000〜2000mのスキー場も多いですよね。

 

2.雪による照り返しによる紫外線量増加

新雪では紫外線の80%が雪面で反射すると言われています。

夏のビーチで焼けやすいと言いますが、砂浜は25%なので反射率の高さが分かります。

 

標高が高い上に雪による反射もあるということは、線量としては下界の2倍近くに。 

経験者は分かると思いますが、何も対策しなければ短時間で焼けてしまいます。

 

対策法 

・サングラス、ゴーグル

これに限ります。

スノーボード初心者、子供などゴーグルが慣れなくてつけたがらない方もいるのですが、目にも大きなダメージがかかっています。

酷くなると角膜が炎症を起こし、強い目の痛み、充血といった症状が出る『雪目』と呼ばれる状態になってしまいます。

 

 

肌対策

大きく2つですね。

・フェイスマスク、バラクラバ

顔を覆えるフェイスマスクやバラクラバは寒さ対策だけでなく日焼け対策としても使えます。

私は春先などは薄手のバラクラバを使っています。

春こそ暑いからといって顔出してると焼けます。

  

・日焼け止め

「SPF50」、「PA++++」、「ウォータープルーフ」のものをおすすめします。

(ちなみにSPFはUVB、PAはUVAに対する規格です)

個人的には乳液(シャカシャカするやつ)やクリームタイプがおすすめです。

以前ジェルやローションタイプの日焼け止めも使ったことあるのですが、伸びは良く肌に乗せた感じも良いのですが、落ちやすいのか同じSPF表示でも効果を弱く感じます。

(伸びが良い分、単位面積当たりの使用量が減るのもあるかもしれません)

普段使いではいいんですけどね。

あとはよく言われる塗り直しを昼にできるといいですね。

ネックウォーマーやフェイスマスクの擦れ、ゴーグルの付け外しで結構落ちています。