スノーボードで中級者ってどのくらいを指すのか人によりイメージはまちまちでしょうが、一般的にはスキー場のコースはどこでも転ばずに滑ってこれるくらいでしょうか。
今後パークに入るにせよ、フリーランだけにするにせよ、エッジコントロールがきちんとできるという意味で「カービングターン」を覚えるのが重要です。
という訳で、今回は初中級者に向けたカービング導入編です。
対象
- 普通にターンはできるので、脱初級者を目指している!
- カービングターンをやってみたい!!
- カービングできてると思うけどなんかしっくり来ない!
という方。
カービングターンとは
一般的にズレの少ないターンのことをカービングターンと言います。
ズレが少ない・・というのは「板のノーズとテールの軌道が同じ」とも言い換えられます。
朝一のバーンで綺麗なS字のラインで滑る人を見たことがあると思います。そんなターンをしたいですよね。
カービングターンをするまで4つのステップに分けて練習法をご紹介します。
ステップ1:斜滑降
1つ目のステップではエッジに乗ることを覚えましょう。
足首をロックして「エッジに乗ってバーンを斜めに横切ります」
(*後ろから人が来ないか確認してからスタートしてください)
この時、1本のラインを描けていますか?ズルズルと斜面下に落とされないようにしましょう。
かかと側のコツ
足首をしっかりロックして、ノーズ方向の遠くを見ましょう。足元がふらふらしていると板はズレていってしまいます。目線はコース反対側の林を見るくらいでOKです。
つま先側のコツ
腰が折れないようしっかりと身体を起こして、ノーズ方向の遠くを見ましょう。
ズレない原理
板をしっかりと立てて雪面に噛ませること(「角付け」と言います)で、板がズレずに滑ることができます。
ステップ2:棒立ちターン
ステップ1でエッジに乗る感覚が分かったら、次に棒立ちターンに挑戦してみましょう。
*ある程度スピードが必要です。
①腰やヒザを必要以上に曲げず、出来るだけ真っ直ぐな姿勢をとります。
足首はロックでいいです。
②そのまま、ヤジロベーのように身体の軸を少し倒してエッジに乗ります。
体軸が倒れることで板が立ち、エッジが雪面に刺さります→「角付け」
③つま先→かかと→つま先、、と乗っていきましょう。
上級者にも有効な練習法です。
最初は浅いターンでいいので、エッジに素直に乗って行くよう意識しましょう。
大事なこと
- 板を雪面に食わせる(しっかり角付けする)
- 体軸を真っ直ぐ保つ
- 目線を先へ先へ送る
ステップ3:Jターン
ステップ1、2でエッジに素直に乗る感覚が分かってきたら、1ターンでいいのでしっかり板に乗り込む練習です。
「直滑降から1ターン、しっかりエッジに乗り込みます」
膝や股関節を適度に曲げて、バランスを保ちながら「J」を描くようにターンします。
「つま先側」「かかと側」の両方ともやりましょう。
大事なこと
- 板を雪面に食わせる(しっかり角付けする)
- 目線を先へ送る
- 曲がる時にかかる力に負けないよう身体をコンパクトにする
ステップ4:カービングターン
ここまで来れば基本的な要素は揃っています。ステップ1〜3のことを踏まえて、 エッジをしっかり噛ませながら連続ターンをしてみましょう。
最初は緩斜面で浅いターンでいいのでカービングターンで雪面を切っていく感覚を楽しんでください♩
大事なこと
- 板を立てる:「角付け」する。
- 目線:ターンの先へ先へ送っていきましょう
- スピード:カービングにはある程度のスピードが必要です
まとめ
中級者の滑り方としてカービングターンの導入についてご紹介しました。
カービングターンは非常に奥が深いものです。言葉で説明しきれていない部分は多いと思いますが、参考にしてみてください。
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